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八王子の治安と住みやすさ|人口・家賃・子育て支援まで詳しく紹介

街の住みやすさ

東京都西部に広がる八王子市は、多摩地域で最大の人口と面積を誇る都市です。都心へのアクセスの良さや高尾山を代表とする自然環境、学園都市としての活気など、多様な魅力にあふれています。

その一方で、多摩地域最大の街だからこそ、「八王子って、本当に住みやすいの?」「治安が心配……」といった不安を抱えてしまう方も少なくありません。大きな街だからこそ、実際のところが気になりますよね。

この記事では、警視庁データや自治体・不動産調査の資料をもとに、治安状況、手頃な家賃相場、生活利便性、そして心強い子育て支援まで、八王子市のリアルな暮らしやすさを徹底的に解説します。

これから八王子市に住むかどうか検討している方は、具体的な判断材料としてお役立てください。

東京都の市で最大面積を誇る八王子の治安

八王子市は、東京都心から西へ約40キロメートルの多摩西部地域に位置しています。市の面積は186.38平方キロメートル。これは東京都の市部の中では最も広い敷地です。

これだけ大きな街だと、「治安はどうなの?」と心配になることもあるかと思います。
八王子の治安を正しく理解するためには、表面的な情報だけではなく、人口構成や犯罪の発生傾向といった詳細なデータから街の実態を把握しておくことが大切です。

次の項では、この街に暮らす人々の特徴から、警視庁の統計に基づく具体的な犯罪状況まで、八王子市の治安を構成する要素を深掘りして解説していきます。

生産年齢人口が全体の約60%を占める

八王子市の人口は約56万人と、多摩26市の中で最も大きな規模です。そのうち15歳~64歳の生産年齢人口が約60%を占めているため、働く世代や子育て世帯の多さが特徴となっています。

この年齢層が多いということは、地域コミュニティの活動が活発であることを意味します。結果として、住民が自ら街の安全を見守る意識が高まり、自然と防犯力の向上につながっているといえるでしょう。

企業や学校の活動人口も加わることで、街の治安維持にも貢献しています。

特に戸建てが多い住宅地や新興ニュータウンでは、自治会などが主導する防犯パトロールも盛んです。「空き巣やひったくりが少なく、落ち着いた雰囲気で安心できる」という評価が多く聞かれるのも、こうした背景があるからです。

参考:八王子市の概要(八王子市)
参考:八王子市の人口統計(八王子市)

警視庁によると2023年の刑法犯は1,294件

警視庁の統計によると、2023年に八王子市で認知された刑法犯は1,294件でした。2020年の1,417件から年々減少傾向にあり、治安は安定しています。

犯罪の多くは自転車盗や万引きなどの非侵入型窃盗で、侵入窃盗は126件。凶悪犯罪は20件と、極めて少ないのが特徴です。

背景には、地域住民の見守り活動や防犯カメラの増設、通学路のパトロールなど、地元全体で安全を守る意識の高まりがあります。数字の上では件数があるように見えても、その大半は軽微な事案です。

穏やかな日常は、地域住民や自治体が継続的に行っている見守り活動や防犯カメラの増設といった地道な努力によって支えられています。

参考:八王子警察署 過去5年間の刑法犯の推移(警視庁)
参考:地域における防犯活動の支援概要(八王子市)

八王子駅周辺の犯罪件数が多い傾向にある

治安面で注意が必要なエリアは、八王子駅の北口周辺に広がる繁華街です。大きなターミナル駅の例にもれず、歓楽街が集中しているため、深夜帯はお酒に酔った人によるトラブルや客引きが多く、注意が必要です。

とくに女性の一人歩きや、初めて訪れる方は深夜を避けるなどの対応をとりましょう。

しかし、これはあくまで駅の北口を中心とした特定のエリアでの話です。駅から少し離れると、閑静な住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気で暮らせます。

防犯カメラや交番も駅の北口・南口に設置されているので、何かあったらすぐに相談できます。

ライフスタイルや帰宅時間に合わせてエリアを選べば、安心感は大きく高まるでしょう。
参考:区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数(警視庁)

多摩26市の中で人口が最も多い八王子の特徴

八王子市は東京都心から西へ約40キロ、新宿から電車でおよそ40分。多摩地域最大の人口約56万人を抱える都市です。盆地状の地形に囲まれた街には、豊かな自然と都市機能が共存し、21の大学が集まる学園都市としても発展を続けています。

2015年には東京都で初の中核市に指定され、行政・教育・文化の中心としての存在感を高めてきました。

次の項では、八王子の発展を支える「都心へのアクセスの良さ」「自然環境の豊かさ」「学園都市としての活気」について、順に解説します。

参考:八王子市の概要(八王子市)

新宿などの都心へのアクセスが良好

八王子の魅力として、都心へのアクセスの良さがあげられます。
八王子駅にはJR中央線・横浜線・八高線の3路線が乗り入れているほか、市内全体では京王線・京王高尾線・京王相模原線など計7路線・21駅が利用できます。

この充実したネットワークにより、新宿・東京・横浜といった主要ターミナル駅へ乗り換えなし、または少ない回数で直通アクセスが可能です。

八王子駅から都心へのアクセスの状況をまとめました。

行き先利用路線所要時間(目安)備考
新宿駅JR中央線 特快約40分直通。朝のピーク時は混雑します。
東京駅JR中央線 直通約51分乗り換えなしでアクセスでき、終電も比較的遅めです。
渋谷駅JR中央線→山手線約60分乗り換え1回。
品川駅JR中央線→山手線約65分乗り換え1回。新幹線利用が多い方にも通勤圏内です。
横浜駅JR横浜線 直通約60分乗り換えなしで、八王子から一本で移動できます。

京王線も特急・準特急が停車するため、都心への通勤通学にもストレスを感じにくいでしょう。JR横浜線を利用すれば新横浜や横浜方面へも移動でき、広範囲にわたって通勤・通学・レジャーの幅が広がります。

中央線は遅延が報じられることもありますが、八王子では7路線が利用できるため、万が一の際にも代替ルートを確保しやすいという心強いメリットがあります。

高尾山や丘陵地帯など豊かな自然が多い

八王子市は、海抜200~800メートルの丘陵地帯に囲まれ、自然の恵みを身近に感じられる街です。

市内には高尾山をはじめ、長沼公園小宮公園長池公園など、都立・市立を合わせて900か所以上の公園が整備されています。住宅地のすぐそばに大自然があるという環境こそ、八王子が誇る最大の魅力です。

公園や丘陵地帯では、季節の草花や野鳥を楽しみながら散歩やジョギングをする人の姿が多く見られます。

自然と都市機能がほどよく溶け合うこの街では、「都会の便利さ」と「自然のぬくもり」を同時に感じながら、心身ともに心地よい時間を過ごせます。

参考:八王子市の概要(八王子市)
参考:八王子市内の公園概況(八王子市)

約10万人の学生が通う学園都市

八王子は、中央大学、多摩美術大学、東京工科大学、創価大学など10以上の大学が集まる、多摩地域有数の学園都市です。学生の数は約10万人にも上り、街に圧倒的な活気をもたらしています。

学生が多い街の最大のメリットは、物価が安めの飲食店や施設が発展しやすいことです。学生のニーズに応える形で、手頃な価格帯のカフェやレストラン、古着店などが充実しており、若年層や家賃を抑えたい方にとっては暮らしやすい環境です。

一方で、一部では「大学生が夜遅くまでにぎやかにしている」といった騒音に関する心配の声もあります。しかし、各大学や自治体、警察が協力して防犯・マナーに関する啓発活動や街の活性化に向けた協力活動を定期的に実施しており、環境改善に取り組んでいます。

全体としては、学園都市ならではの若々しいエネルギーと活気が、八王子の大きな魅力です。

八王子の家賃相場

八王子の家賃相場は、都内23区と比べて抑えめで、同じ予算でもより広く、設備の整った住まいを選びやすいのが魅力です。

2025年10月時点の平均相場は以下のとおりです。

間取り家賃相場
1R5.68万円
1K8.10万円
1DK7.71万円
1LDK15.03万円
2K7.66万円
2LDK21.11万円
3LDK21.50万円

参照:homes(2025.10.7)

23区内の練馬区・杉並区・世田谷区などと比べると、同じ間取りでも2~3万円ほど安く抑えられる水準です。

さらに、駅からの距離や築年数を調整すれば、家賃を抑えられるでしょう。

女性の一人暮らしや家族での住まいを検討する場合は、繁華街から離れた住宅街で探すと安心です。

「家賃を抑えながら快適に暮らしたい」「自然もアクセスも譲れない」という人にとって、八王子は理想的な選択肢といえるでしょう。

八王子駅周辺の過ごしやすさ

八王子駅周辺は「地方都市の中心街」のような雰囲気で、買い物・飲食・娯楽施設が集中し、日常生活の利便性が非常に高いエリアです。

駅直結の商業施設を中心に、生活必需品からファッション、家電、食料品まで幅広くそろっています。

店名特徴営業時間の目安
セレオ八王子駅直結の大型商業施設。ファッション、レストラン、生活雑貨までそろう。10:00~21:00前後
八王子オーパ若者向けブランドや飲食店が多く、休日の買い物スポットとして人気。10:00~21:00前後
イオンフードスタイル八王子店駅近くのスーパー。夜23時まで営業しているので帰宅が遅くても便利。8:00~23:00
ドン・キホーテ八王子駅前店生活雑貨から食料品までそろうディスカウントストア。24時間営業

北口はにぎやかな繁華街が広がり、夜間は人通りが多い一方で、南口側は落ち着いた住宅街が広がり、ファミリー層に人気です。

さらに、2026年秋には南口に「桑都の杜(そうとのもり)」が誕生予定。
公園・ライブラリ・ミュージアム・交流スペースが一体となった複合施設で、市民の新しいサードプレイスとして期待されています。

文化と自然が交わる新拠点の誕生により、八王子駅周辺はますます魅力的なエリアへと進化しています。

八王子のおすすめスポット

住まいを選ぶ上で、「日常の楽しみ」は欠かせませんよね。
八王子ならではのスポットを知ることで、この街での暮らしの魅力がより具体的にイメージできます。

ここでは、住民の週末の楽しみや日常の癒やしとなっている、代表的なレジャースポットをピックアップしてご紹介します。

高尾山


東京都八王子市の西端に位置する高尾山は、標高599mと手頃な高さながら、世界一の登山者数を誇る人気スポットです。

都心から電車で約1時間、登山口のすぐそばまでアクセスでき、ケーブルカーやリフトを利用すれば初心者や子ども連れでも気軽に登山を楽しめます。

山内には薬王院をはじめ、豊かな自然やグルメ、展望台など見どころが満載。2007年にはミシュラン観光ガイドで三つ星に選ばれ、世界的にも知られる存在となりました。

登山後は高尾山口駅近くの温浴施設「極楽湯」で疲れを癒やす人も多く、日常を離れて心身をリセットできる癒やしの場所として市民にも親しまれています。

参考:高尾山(公益社団法人八王子観光コンベンション協会)

八王子城跡


戦国時代、北条氏照が築いた八王子城は、関東屈指の山城として知られています。現在は国の史跡に指定され、御主殿跡や石垣、虎口(こぐち)などが当時の遺構を可能な限り保存し、一部は復元され、その姿を今に伝えています

城跡一帯は緑豊かな山林に囲まれ、四季の移ろいを感じながら散策できる静かな場所です。

観光地として派手さはないものの、地元の人々にとっては心落ち着く歴史の庭。子どもたちが遠足で訪れ、地域の過去を学ぶ姿も見られるなど、八王子の文化を今に受け継ぐ大切な場所となっています。

参考:いこうよ八王子・高尾山(公益社団法人八王子観光コンベンション協会)

三井アウトレットパーク多摩南大沢


京王相模原線「南大沢駅」に直結する三井アウトレットパーク多摩南大沢は、国内外の人気ブランドが約120店舗並ぶ大型ショッピングモールです。

洋風の街並みと緑に囲まれた開放的な空間は、散歩するだけでも気持ちのいい場所。館内には授乳室やキッズスペースが整備され、ペット同伴OKのエリアもあり、家族や友人、カップルそれぞれが思い思いに過ごせます。

週末にはワークショップや季節のイベントも開催され、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。

日用品から特別な一着までがそろうこの場所は、八王子の人々にとってちょっと遠出した気分を味わえる身近なリゾート。買い物以上の楽しさを届ける街の憩いの場となっています。

八王子市の子育て支援

八王子市は、子育て世帯に向けた支援制度が充実しており、共働きでも安心できる具体的な行政サービスが整っています。

児童手当の拡充と医療費助成

八王子市は児童手当と医療費助成が充実しています。

2024年10月支給分からは所得制限が撤廃され、支給対象が高校生までに拡大されました。さらに、第3子以降の支給額が大幅に増額(中学生まで3万円)されるなど、家計を強力にサポートする体制が整っています。

また、医療費助成も充実しており、高校生等(18歳到達後の最初の3月31日まで) までを対象に所得制限なしで助成を行っています。

通院は1回につき最大200円の自己負担(調剤・入院は負担なし)のみで済むので、子どもの急な病気にも安心して対応できるでしょう。

参考:児童手当の制度改正(拡充)(令和6年10月分以降) 八王子市
参考:高校生等医療費助成制度(マル青医療証) 八王子市

はちビバ(子ども・若者育成支援センター)

「はちビバ」は、八王子市内に分館1か所を含む11の施設で展開されている、0歳から18歳までの子どもや若者、およびその保護者を対象とした無料の育成支援拠点です。

この施設は、これまでの児童館の機能を引き継ぎつつ、時代や社会のニーズに合わせて支援を拡充しています。

遊びを通じた健全育成のためのプレイルームや交流スペースを提供するだけでなく、子ども・若者に寄り添った活動や支援に力を入れているのが特徴です。

愛称には、イタリア語で「生きていることを祝う(viva)」という意味で、子どもたちの成長をまち全体で喜び合うという温かい願いが込められています。

参考:はちビバ(子ども・若者育成支援センター) 八王子市

ファミリー・サポート・センター事業

八王子市は、親の仕事や急な用事、リフレッシュ時などに子どもの預かりや送迎を行う「ファミリー・サポート・センター」事業に力を入れています。

これは、子育てを支援したい市民(提供会員:有償ボランティア)と、支援を受けたい市民(利用会員)を結びつけ、地域で子育てを助け合う仕組みです。

子育てセンターのように場所が限定されず、必要なときに、必要な時間だけ頼める点が大きな魅力です。

仕事で保育園の送迎時間に間に合わない時や、上の子の学校行事参加で下の子を預けたい時など、柔軟な一時預かりのニーズに応える、心強いセーフティネットとして機能しています。

参考:八王子ファミリー・サポート・センターとは(八王子市)

まとめ

この記事では、八王子市の治安、アクセス、そして子育て支援について解説しました。

治安は軽微な犯罪が中心で、駅周辺の繁華街以外は安心できる住環境です。新宿まで約40分とアクセスが良く、高尾山などの豊かな自然と学園都市の活気が共存し、家賃も都心より手頃なのが魅力です。

子育て支援についても、所得制限のない児童手当の拡充や高校生等までの医療費助成、地域拠点「はちビバ」など、経済的・精神的サポートが充実しています。

自然も利便性も、そして子育ての安心も譲れないという方にとって、八王子市は理想的な選択肢となるでしょう。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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