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ウォークインクローゼットとは?レイアウト別の特徴と収納の工夫を解説

不動産のお役立ち情報

「ウォークインクローゼットってどんなもの?」「普通のクローゼットとどう違うの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

最近は新築やリフォームで取り入れる人が増えていますが、広さやレイアウト、メリット・デメリットを理解せずに使うと「思ったより使いにくい……」と感じてしまうこともあります。

そこで本記事では、ウォークインクローゼットの基本的な定義や特徴から、レイアウトの種類、メリット・デメリット、さらに快適に使うための工夫まで分かりやすく解説します。

「わが家には本当に必要かな?」「取り入れるならこのタイプが合っていそう!」といったご自身に合う理想のイメージに近づけましょう。ぜひ最後まで読んで、理想の住まいづくりのヒントにしてください。

ウォークインクローゼットとは

ウォークインクローゼットとは、その名の通り「人が中に入って歩けるほどの広さを持つ収納空間」のことです。
間取り図などでは「WIC」と表記されることが多く、住宅の打ち合わせで耳にする方もおられるかもしれません。

一般的には2畳ほどの広さから設置でき、魅力はなんといっても大容量の収納力。普段着やバッグはもちろん、布団やスーツケース、季節家電といったかさばる物までひとまとめに収納できます。タンスやチェストを部屋に置かなくても済むので、居室をのびのびと広く使えるのが人気の大きな理由です。

最近では、効率的な収納を求める人はもちろん、生活感を隠してインテリアをすっきり見せたい人にも注目されている収納スペースです。

ただし、似た言葉で「ウォークスルークローゼット」というものがあり、違いが分かりにくいと感じる方もおられるかと思います。

次の章では、この2つの違いについて詳しく見ていきましょう。

ウォークスルークローゼットの定義

ウォークスルークローゼットは、通り抜けができるクローゼットのことです。
通常のクローゼットと違い、2か所以上の出入り口があるのが特徴。まるで家の中の通路のように使える収納で、毎日の動線を効率化してくれます。

たとえば、洗面所と寝室をつなぐ形で配置すれば、朝の身支度から着替えまでがとてもスムーズになります。服をしまう場所としてだけでなく、暮らしを便利にしてくれる空間として活躍するのが大きなポイントです。

ウォークスルークローゼットとの違い

ウォークインクローゼットとウォークスルークローゼットの大きな違いは、出入口の数です。
ウォークインは入口が1か所で収納力を優先した空間、ウォークスルーは2か所以上の出入口を持ち、通路としても利用できる点が特徴です。

イメージとしては、ウォークインは「まとめて隠す収納」、ウォークスルーは「動きやすさを考えた収納」。どちらも便利ですが、重視するのが「たっぷり収納したい」のか「効率よく動きたい」のかで選ぶ形は変わってきます。
ライフスタイルや家族の暮らし方に合わせて、自分に合ったタイプを検討することが大切です。

レイアウトの種類

ウォークインクローゼットは、同じ広さでも収納の配置によって使いやすさや収納力が大きく変わります。

動線の取り方や出し入れのしやすさ、家族での使い分けなど、日々の生活スタイルに直結するからこそ、レイアウト選びはとても重要です。

代表的な形は「I型・II型・L型・コの字型」の4種類。それぞれの特徴を知ることで、ご自身や家族の暮らし方に合った形が見えてきます。

ここでは4つのレイアウトを比較しながら、どんな人に向いているのかを具体的に見ていきましょう。

I型


I型は片側の壁に収納をまとめる最もシンプルなスタイルです。2畳程度から設置できるため、限られたスペースでも導入可能。通路幅が広くとれるので出入りがしやすく、動きやすさを重視する人に向いています。

収納量はやや少なめなので、持ち物が多い人には不向きですが、一人暮らしや荷物の少ない夫婦には十分でしょう。コストを抑えながらすっきり暮らしたい人や、寝室横に小さなスペースを確保したい人におすすめです。

II型


II型は両側の壁に収納を配置するスタイルで、I型より収納力がアップします。左右で使い分けができるため、夫婦や兄弟などが一緒に使う場合にも便利です。

「片側にコートやワンピース、もう片側にたたんだ衣類やバッグ」といったように分ければ、整理整頓がぐっとしやすくなります。通路幅を60cm以上確保できれば快適に使えるので、家族で共有したい人や、衣類や小物を種類別に分けたい人におすすめです。

L型


L型は2面の壁を利用するレイアウトで、収納力と動線のバランスが取れたスタイルです。片側を衣類、もう片側を小物やバッグ用にするなど使い分けやすく、柔軟性のある収納が叶います。

一方でコーナー部分は洋服を掛けづらい場所になりがちなので、収納ボックスや季節物を置くなど工夫が必要です。3畳以上の広さがあると快適で、家族の荷物が増えても対応しやすいのが魅力。

「使いやすさと収納力を両立させたい」という人に向いています。

コの字型


コの字型は三方の壁に収納を設けるため、収納力は4タイプの中で最大です。衣類からバッグ、季節家電まできれいに収められ、持ち物が多い人には理想的な形といえます。

ただし、通路が狭くなりやすいので設計段階で十分な幅を確保することが大切です。広さに余裕がある家や、ファッションアイテムが好きで数量の多い人、また家族全員で共有したい人に特におすすめ。大容量を求める人には頼もしい選択肢となるでしょう。

ウォークインクローゼットの間取り

ウォークインクローゼットを快適に使うには、まず「広さ」がとても大切です。一般的には2~3畳が目安といわれますが、必要な広さは人によって、そして物の量によって変わります。

さらに、出入口の位置や通路の広さ、照明や換気といった設備も「快適に使えるかどうか」を左右します。広さだけでなく、家全体の動線とバランスを考えた設計を意識することが大切です。

畳数別の利用イメージを以下にまとめました。

2畳程度I型レイアウトに向いている。衣類中心で一人~二人暮らしにぴったり。
3畳程度II型やL型が採用可能。家族での共有やバッグ・小物収納にも余裕あり。
4畳以上コの字型も可能。収納+着替えスペースを兼ねられ、大型荷物の収納にも安心。

こうした目安を知っておくと、自分の暮らしに合ったサイズをイメージしやすくなります。

さらに、出入口の位置や通路の広さ、照明や換気といった設備もクローゼットを快適に使えるかどうかを左右します。広さだけでなく、家全体の動線とバランスを考えた設計を意識することが大切です。

ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼットには、毎日の暮らしを快適にしてくれる魅力が数多くあります。ここでは代表的なメリットを紹介します。

収納スペースが広く使える

一番の魅力は、何といっても「広い収納をまるごと確保できること」です。タンスやチェストを置かずに済むので、その分、部屋をのびのびと使えるのがうれしいポイント。

衣類や小物を一か所に集められるため、生活感を抑えながら部屋をすっきり見せられます。さらに収納の工夫次第で、余ったスペースをワークデスクやインテリアに活用することも検討できるでしょう。

試着・着替えスペースに使える

収納としてだけでなく、更衣室としても使えるのがウォークインクローゼットの良さです。鏡を置けばその場でコーディネートをチェックでき、服をわざわざ部屋に持ち出さなくてもOK。

散らかりにくいのはもちろん、朝の支度がスムーズになり、時間短縮にもつながります。特に忙しい朝や帰宅後の着替え時にその快適さを実感できるでしょう。

整理整頓しやすい

「つるす」「置く」「しまう」といった役割を決めて収納できるので、どこに何をしまうかが一目でわかります。

シャツはハンガーへ、バッグは棚へ、靴下は引き出しへ……。そんなふうに分けておくと、探し物に時間を取られることがぐっと減ります。

視認性も高く管理がしやすいのも魅力。片付けが苦手な人でも自然と整った空間をキープしやすくなりますよ。

スペースを隠すことができる

来客時に「生活感を隠せる」という安心感も大きなメリットです。リビングや寝室に物を出しっぱなしにせず、見えない場所に収納を集められるので、部屋全体をすっきりと保てます。

インテリアの雰囲気を崩さずに済むので、デザイン性を重視する人にとっても満足度の高い収納空間といえるでしょう。

大型のものを収納できる

スーツケースや布団、季節家電といった大きな物を一か所にしまえるのも頼もしい点です。部屋の隅に置かずに済むので、居室がすっきり広々と使えます。

出し入れもしやすく、暮らし全体の快適性がアップ。また、防災用品やアウトドアグッズなど「たまにしか使わないけれど必要な物」も効率よく管理できるのは安心です。収納力が心の余裕にもつながりますね。

ウォークインクローゼットのデメリット

便利で魅力的なウォークインクローゼットですが、気をつけたい点もいくつかあります。ここでは代表的なデメリットを3つ取り上げるので、導入を検討する際の参考にしてください。

居住スペースが狭くなる場合がある

2〜3畳のクローゼットをつくるためには、その分ほかの部屋を小さくしなければなりません。収納は増えても、リビングや寝室が窮屈に感じてしまっては本末転倒です。

「収納量をとるのか、居室の広さを優先するのか」設計段階でしっかりと優先順位を考えておくことが大切です。

カビやにおいが発生しやすい

ウォークインクローゼットは閉ざされた空間のため、どうしても湿気がこもりやすい傾向があります。換気や通気が不十分だとカビやにおいが発生し、大切な衣類に悪影響を及ぼすことも考えられるでしょう。

窓や換気扇の設置、除湿機の活用などで湿気対策を取り入れることが欠かせません。快適に使い続けるには空気の流れを意識することがポイントです。

位置によっては使いづらい

どこに配置するかによって、便利さは大きく変わります。たとえば寝室から離れていると、着替えのたびに移動が必要になり、かえって不便に感じてしまうこともあるでしょう。

収納量や広さだけでなく、毎日の生活動線に合った位置にあるかどうかを意識して設計すると、長く快適に使い続けられます。

ウォークインクローゼットを使いやすくするコツ

せっかく作ったウォークインクローゼットも、工夫がなければ「なんだか使いにくい……」と感じてしまうことがあります。広さがあっても、収納の仕方や動線の取り方次第で快適さは大きく変わってくるものです。

ここでは、毎日の暮らしで実感できる「ウォークインクローゼットを使いやすくする3つの工夫」を紹介します。

収納アイテムを上手に組み合わせる

収納効率を高めるコツは「アイテムを組み合わせて使う」ことです。ハンガーパイプ、棚、引き出しを役割ごとに分けて配置するだけで、同じ広さでも収納力が大きくアップします。

収納力を上げるための具体例をあげてみましょう。

  • 上部はハンガー、下部は引き出しで縦使い
  • 可動式の棚で季節ごとの入れ替えに対応
  • カゴやボックス+ラベルで探し物を時短
ちょっとした工夫で「収納力」と「使いやすさ」を同時に手に入れられます。

クローゼットの動線を確保する

ストレスなく使うには「通路幅をしっかり確保すること」が重要です。
目安は60cm以上。これだけあれば、人が自然に動けて出し入れもスムーズになります。

収納を欲張りすぎて通路が狭くなると、結局使いづらくなってしまいます。効率よく使うためには、使用頻度ごとに配置を工夫するのがおすすめです。

収納の配置のポイントは以下の通りです。

  • よく使う物は出入り口の近くに置く
  • オフシーズンの物は奥にまとめる
  • 使用頻度に応じて場所を分ける
こうした工夫で動線がスムーズになり、日々の使い勝手が格段に向上します。

定期的に衣類を整理・断捨離する

どんなに工夫しても、物が増えすぎれば使いにくくなります。だからこそ定期的に見直すことが一番シンプルで効果的な方法です。

シーズンごとに服をチェックし、着ていないものや傷んだものは手放す習慣を持ちましょう。1年着なかった服は、今後も出番はない可能性が高いもの。寄付やリサイクルに回すのもおすすめです。

定期的な整理を習慣にすれば、以下のようなうれしい効果も得られます。

  • 探し物が減る
  • コーディネートに迷わなくなる
  • 無駄な買い物が減り節約になる

一度きりで終わらせず、「1着買ったら1着手放す」など、自分なりのルールを徹底して習慣化することが、収納をいつも快適に保つ秘訣です。

まとめ

ウォークインクローゼットは、人が入れるほどの広さを持つ収納空間で、衣類や大型の荷物をすっきりまとめられる心強い存在です。

レイアウトや間取りによって使い勝手は大きく変わり、暮らしを快適にしてくれるメリットがある一方で、注意したいデメリットもあります。

以下メリットとデメリットを整理しました。

メリット
  • 広い収納空間を確保できる
  • 試着や着替えスペースに使える
  • 整理整頓がしやすい
  • 生活感を隠せる
  • 大型の荷物を収納できる
デメリット
  • 居住スペースが狭くなる場合がある
  • 湿気やカビ・においが発生しやすい
  • 配置によっては動線が悪くなる
  • 換気・通気に工夫が必要
  • 設計や広さのバランスを誤ると不便

導入を考えるときは、収納量だけでなく家全体の動線や居住スペースとのバランスもあわせて検討することが大切です。

また、換気や通気を工夫したり、定期的に整理や断捨離を取り入れたりすることで、長く快適に使い続けられます。

この記事を参考に、自分や家族の暮らし方に合ったウォークインクローゼットをイメージし、理想の住まいづくりにつなげてくださいね。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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