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東京で二人暮らし!家賃や利便性で選ぶおすすめ駅と街の特徴を解説

街の住みやすさ

東京で二人暮らしを始めるとき、「どのエリアが自分たちに合うのか」「お互いの通勤を考えると、どの駅が便利なのか」と悩むカップルは多いのではないでしょうか。

家賃の高さや通勤のしやすさ、治安、買い物環境など、考えておきたいポイントが多いため、エリア選びはとても重要になります。一人暮らしとは違い、二人分の生活リズムや通勤ルートを両立させる必要があるため、慎重に選ぶことが大切です。

この記事では、賃貸と購入の両面から、東京で二人暮らしに向くおすすめの駅を紹介します。
あわせて、エリア選びで失敗しないためのコツや、同棲生活で気をつけたいポイントも紹介するので、東京で二人暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

東京の二人暮らしでエリアを選ぶポイント

エリア選びは、これから始まる二人の生活の心地よさを左右します。まずは、お互いの通勤・通学を考えながら、どんな場所に住むかしっかり話し合うことが大切です。

ここでは、失敗しにくいエリア選びの3つのポイントを紹介します。

複数路線が通っている駅の近くに住む

二人暮らしでは、どちらか一方だけが通いやすい場所を選ぶと、もう一人に負担がかかりやすくなります。そこで、複数の路線が使える駅の近くを選ぶと、通勤のしやすさを無理なく両立できるでしょう。

たとえば、中央線と井の頭線が通る吉祥寺駅ならば、新宿・渋谷のどちらにも出やすく、別方向の勤務地でも通いやすいのが強みです。

路線が複数あると通勤ルートの選択肢が増えるメリットがあるほか、遅延や事故が起きたときに別ルートへ切り替えられるので、安心感があります。休日のお出かけもしやすくなり、行動範囲が広がる点も魅力です。

二人の職場の場所や通勤時間帯をふまえて、使いやすい路線が複数あるエリアを選ぶことで、毎日の負担をおさえた快適な暮らしにつながります。

家賃相場を無理のない範囲に抑える

二人暮らしの家賃は「二人の手取り合計の25%前後」が目安とされますが、東京では30%ほどになることもあります。

家賃に負担をかけすぎると生活に余裕がなくなるため、最初に無理のない予算を決めておくことが大切です。
同じ1LDKでも住む区によって大きく差が出るため、エリア選びは家計に直結します。駅からの徒歩距離や築年数にこだわりすぎないことで、条件の良い物件に出会えることもあるでしょう。

家賃のバランスを工夫することで、デート代や貯金にまわせる余裕が生まれ、二人の暮らしにもゆとりが生まれていきます。

騒音や混雑の少ない立地を選ぶ

落ち着いた二人暮らしを続けるためには、周辺の静けさも大切です。駅前や繁華街は便利ですが、夜まで人通りや騒音が続き、生活のストレスにつながることがあります。

特に線路や高速道路の近くは、電車や車の音が気になるため、少し離れた場所を選ぶと安心です。

その点、駅から少し離れた住宅街は静かで暮らしやすく、昔ながらの商店街があるエリアなら日常の買い物もしやすいでしょう。

内見時は静かでも、時間帯によって印象が変わることがあるので、平日の夜や休日など、異なる時間に周辺を歩いて確認しておくと安心です。

東京の二人暮らしにおすすめの駅【賃貸】

ここからは、家賃の手ごろさと暮らしやすさのバランスがよい、賃貸に向いている駅を5つ紹介します。

吉祥寺


吉祥寺は、JR中央線・総武線と京王井の頭線が使える人気エリアです。「住みたい街ランキング」の常連としても知られており、通勤・買い物・自然のバランスが整っています。

吉祥寺の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約15分
東京約30分
渋谷約15分
家賃相場
1LDK~2DK:約13~約17万円

駅前には商業施設や飲食店が集中しているので、日常の買い物に便利です。
少し歩くと井の頭恩賜公園があり、緑豊かな環境でのんびり過ごせます。
商業エリアと静かな住宅街の距離感がちょうどよく、便利さと落ち着きをどちらも得られる街です。

西永福


西永福は京王井の頭線沿いの穴場的なエリアで、吉祥寺や渋谷にも出やすい場所です。
家賃が比較的おさえられるため、予算を重視したいカップルに向いています。

西永福の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約20分
渋谷約15分
吉祥寺約13分
家賃相場
1LDK~2DK:約12~約22万円

杉並区は落ち着いた住環境、良好な治安、生活しやすさのバランスがよく、幅広い層から人気があります。
駅周辺には商店街が広がり、買い物にも困りません。
また、善福寺川緑地和田堀公園など、緑豊かな環境に恵まれているのも特徴です。
静かで暮らしやすく、都会のにぎやかさを避けたい二人にぴったりのエリアです。

本郷三丁目


本郷三丁目は、東京メトロ丸ノ内線と都営大江戸線が利用でき、都心に勤務する人に特に人気があります。

本郷三丁目のアクセス
行き先所要時間
新宿約20分
東京約7分
家賃相場
1LDK~2DK:約22万円

東京大学のある文京区は、昔ながらの落ち着いた雰囲気が広がる文教エリアです。
治安も良く、図書館や文化施設も近くに多いため、知的で落ち着いた暮らしがかないます。
都心近くでも静かに暮らしたいカップルに向いているエリアです。

祐天寺


祐天寺は東急東横線沿線にあり、渋谷・横浜の両方面にアクセスがよい、落ち着いた雰囲気とおしゃれさがほどよく混ざった人気のエリアです。

祐天寺の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約25分
池袋約23分
横浜約28分
家賃相場
1LDK~2DK:約20~24万円

駅直結の商業施設「etomo(エトモ)祐天寺」や駅前には商店街が広がり、日常の買い物にも便利です。
中目黒公園の前を流れる目黒川は桜の名所でもあり、休日のお散歩コースにも困りません。

都会の便利さと、落ち着きのある住宅環境をどちらも重視したい二人にぴったりです。

三軒茶屋


三軒茶屋は田園都市線と世田谷線が利用でき、若者からファミリーまで幅広い層に人気の活気ある街です。

三軒茶屋の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約20分
東京約30分
渋谷約5分
家賃相場
1LDK~2DK:約20~23万円

駅周辺には飲食店やカフェ、スーパーがそろっているので、外食も自炊も不便を感じることなく暮らせます。特に「三茶らしさ」を感じられる三角地帯の飲食店街や、深夜まで営業している店が多いのも特徴です。

一方で、駅から離れると静かな住宅街も広がり、暮らしやすい環境が整っています。
便利さと落ち着きの両方を求めるカップルに選ばれているエリアです。

東京の二人暮らしにおすすめの駅【購入】

将来のことを考えて住まいの購入を検討しているカップルには、資産価値が安定しやすく、家族構成が変わっても暮らしやすいエリアがおすすめです。
ここでは、二人暮らしから始めやすく、長期的にも安心して暮らしていける5つの駅を紹介します。

中古マンションの価格相場情報も記載したので、購入を検討する際の参考にしてください。

三鷹


三鷹は都心に近い立地と、23区外ならではの価格帯が両立する人気のエリアです。
賃貸のほか購入でもコストパフォーマンスの良さがあるので、長く暮らしやすい街として高い支持を集めています。

三鷹の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約17分
東京約30分
渋谷約30分
中古マンションの価格相場
1LDK・2K:3,980万円(1,350万円~8,599万円)
データ出典:SUUMO

駅前には商業施設が多く、買い物も食事も便利です。
井の頭恩賜公園や三鷹の森ジブリ美術館が近く、歩いていけるデートスポットが多いのも魅力。
さらに、三鷹市在住者はジブリの森美術館のチケットを優先購入できる特典もあり、暮らしを楽しみやすい環境です。

三鷹についてさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

町田


町田はJR横浜線と小田急線が利用でき、東京にも神奈川にも行きやすい広域アクセスが魅力の街です。
都心から少し離れたベッドタウン的な立地でありながら、駅周辺には商業施設が集まり、生活の便利さと落ち着いた環境の両方を備えています。

町田の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約30分
横浜約30分
中古マンションの価格相場
1LDK・2K:3,480万円(490万円~5,380万円)
データ出典:SUUMO

街の特徴
駅前には「小田急百貨店」「ルミネ町田」「町田マルイ」などの大型商業施設が立ち並び、買い物や外食に困りません。一方、中心部から少し離れると静かな住宅街が広がり、庭付きの戸建てや広めの住まいも比較的検討しやすい価格帯です。

土地価格は都心より抑えられているため、将来子どもが生まれた時にも十分な広さの住宅を選びやすい点も魅力です。利便性とコストのバランスを重視し、ゆとりのある暮らしを目指したいカップルに向いているエリアといえます。

茗荷谷


茗荷谷は東京メトロ丸ノ内線沿いにある、文京区らしい落ち着いた雰囲気が魅力の住宅街です。
都心近くでありながら、静かで安心して暮らせる環境が整っています。

茗荷谷の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約16分
東京約12分
池袋約5分
中古マンションの価格相場
1LDK・2K:5,799万円(2,499万円~9,680万円)
データ出典:SUUMO

茗荷谷がある文京区は教育水準が高く、治安の良いエリアとして知られています。
周辺には大学や私立校が多く、文化施設や公園も充実しており、静かで落ち着いた雰囲気の中で暮らしたい二人にぴったりです。

将来子どもの教育環境を重視したい、資産価値が落ちにくい住宅を選びたいと考えているカップルにも、茗荷谷は向いています。

新高島平


新高島平は都営三田線沿いにあり、板橋区の落ち着いた住宅地が広がるエリアです。
購入価格を抑えつつ、都心へのアクセスも確保したいカップルに人気があります。

新高島平の交通アクセス
行き先所要時間
大手町約33分
巣鴨約20分
中古マンションの価格相場
1LDK・2K:2,198万円(998万円~3,090万円)
データ出典:SUUMO

街の特徴
周辺には大規模団地が多く、再開発が進んでいるため、街並みが変わりつつあるエリアです。
緑地や公園も多く、子育て世帯からの人気も高まっています。
価格を抑えながら広めの住まいを確保したい、将来家族が増えることを考えているカップルに向いています。

瑞江


は都営新宿線沿いで、都心へのアクセスが良く、買い物環境も整った住みやすいベッドタウンです。

瑞江の交通アクセス
行き先所要時間
新宿約35分
大手町約30分
中古マンションの価格相場
1LDK・2K:3,680万円(2,780万円~4,850万円)
データ出典:SUUMO

スーパー、ドラッグストアなどが揃っており、日用品の買い物に困らない環境です。
駅から離れると静かな住宅街が広がり、落ち着いた暮らしができます。

瑞江には東井堀親水緑道もあり、自然を身近に感じながら暮らせる環境が整っています。休日の散歩はもちろん、将来子どもと遊べる場所がたくさんある点も魅力です。

購入価格を抑えつつ、利便性と自然のバランスを求めるカップルにぴったりのエリアといえるでしょう。

東京で二人暮らしするメリット

東京での二人暮らしには、家計面で得られるゆとりや、生活の質や安心感が高まるメリットがあります。ここでは主な3つのメリットを紹介します。

家賃や生活費を軽減できる

二人暮らしの大きな魅力は、生活費を分担できることです。
家賃・光熱費・通信費など、毎月の固定費がシェアできるため、一人暮らしより無理のない予算で生活できます。

総務省の家計調査では、二人以上の世帯の生活費(家賃除く)は月平均268,755円とされており、支出の多くを占めるのは食費・交通通信費などです。これらを二人で負担することで、一人暮らしに比べて家計の負担が少なくなるでしょう。

家賃についても、一人暮らしで家賃8万円の部屋に住んでいた2人が、家賃14万円の1LDKに引っ越した場合、家賃を分け合えば一人あたりの負担は7万円です。
それだけで毎月1万円の節約になります。

浮いたお金を旅行や外食、貯蓄に回せるのも、二人暮らしならではのメリットです。

好立地物件に住みやすくなる

費用を分担できることで、一人では選びにくかったエリアや設備が検討しやすくなるのもポイントです。
主なメリットを以下にまとめました。

メリット内容
都心に近い立地を選べる山手線沿いなど、通勤・お出かけがしやすいエリアが候補に入る
設備が充実した物件を選びやすい対面キッチン・WICなど、暮らしやすさが向上
築浅・新築物件も検討しやすい予算を分担することで、条件の良い物件を選べる

駅周辺にスーパーや薬局がそろった場所は、生活のしやすさが大きく変わります。
二人で負担することで、こうした“暮らしやすいエリア”の物件も手が届きやすくなるでしょう。

パートナーと暮らす安心感がある

二人暮らしには、精神面での安心が生まれるという大きな良さがあります。
仕事で帰りが遅くなっても、家に明かりがついているだけでほっとできたり、体調を崩したときに看病してもらえたりという心強さもあります。

悩みや仕事の疲れを自然に共有できる相手がそばにいることは、忙しい東京生活の大きな支えとなるでしょう。

二人で過ごす時間が増えることで、将来の話もしやすくなり、関係がより深まっていきます。

東京で二人暮らしする際の注意点

二人暮らしには多くの良さがありますが、すれ違いや不満を防ぐために、事前に話し合っておきたいポイントもあります。ここでは、特に押さえておきたい3つの注意点をまとめました。

お金のルールは事前に決めておく

お金のことは曖昧にすると後々トラブルにつながりやすい部分です。
家賃・光熱費・食費・日用品代の分担方法は早めに相談しておくと安心です。

主な分担方法は以下の通りです。

  • 折半型:すべて50:50で負担
  • 収入比率型:収入に応じて6:4などの割合にする
  • 項目別型:家賃はAさん、光熱費はBさんなど役割で分ける

急な出費があったときの対応も決めておくと、気持ちよく生活を続けられます。

プライベートな時間や空間を確保する

仲が良くても、ずっと一緒だと息がつまることもあります。お互いの「ひとり時間」を尊重することで、関係が長続きしやすくなります。

以下のように間取りの工夫をするのもよいでしょう。

  • 1LDK:寝室とリビングを分けて、生活にメリハリをつける
  • 2LDK:個室を持てるので、趣味や仕事に集中しやすい

就寝時間の違いなど、二人の生活リズムが違う場合もあるため、話し合い、気持ちよく過ごすための小さなルールがあると安心です。

家事分担や生活習慣の違いを理解する

家事のやり方や生活のペースは人によって違うものです。完璧を求めず、お互いにとって続けやすい分担を探すことが大切です。

家事分担の例として、以下も参考にしてください。

  • 料理は得意な方がする
  • 掃除は曜日で交代
  • ゴミ出しは担当を固定

起床・就寝時間、清潔感の基準、来客の頻度なども共有しておくとスムーズです。
小さな違和感は早めに話し合い、生活に合わせてルールを柔軟に見直すことで、ストレスの少ない時間を過ごせます。

まとめ

東京で二人暮らしを考える際は、家賃や通勤、周辺環境など、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

複数路線が使える駅を選べば通勤がしやすく、家賃は二人の収入に合わせて無理のない範囲に設定することが大切です。

騒音や人混みが気になる立地を避け、生活リズムに合う街を選ぶことで、毎日の暮らしが快適になります。

二人暮らしの住まい選びで意識したいのは次の3点です。

  • 通勤ルートを両立させやすいエリアを選ぶ
  • 家賃は二人の手取りに合わせて調整する
  • 静かな住環境かどうかを時間帯ごとに確認する

この記事を参考に、話し合いを重ねながら、二人にとって心地よい街を見つけていきましょう。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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