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東京23区の子育てしやすい街5選!自治体の支援制度や条件を解説

街の住みやすさ

「東京23区でファミリーが暮らしやすい街はどこ?」「子育ての環境が整っている地域に住みたい」など、これから転勤などで東京に移り住み、子育てを予定されている方にとって子育ての環境は気になるところでしょう。

子育て世帯の街の住みやすさは、自治体の子育て支援への取り組みなどで異なります。

この記事では、東京23区内で子育てに向いている住みやすい街5選と、自治体の具体的な支援制度、子育てに向いている住みやすい街の特徴を解説します。

家族が東京で安心して快適に暮らすために、どの地域を選ぶべきか悩んでいる方や、お住まいを検討中の方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

東京23区内で子育て世帯におすすめの住みやすい街5選

東京23区内で子育てに向いていて、住みやすい街を5つご紹介します。

子育てにおすすめの街として今回ご紹介するのは、就学前児童の人口が多く、待機児童数がゼロである地域です。

厚生労働省の調査によると、妊娠・出産を終えても働き続ける女性は増えていて、共働き世帯数は、年々増加傾向にあります。
女性の社会進出により増加した待機児童数は、国の対策によりピーク時の2017年の2万6081人から5年連続で減少し、2023年には約10分の1になりましたが、まだ解消されてはいません。

保育所に子どもを預けられないと、職場復帰できなかったり、求職活動ができなかったりという事態になります。

そこで、待機児童の対策に積極的に取り組んでいるという点で子育てに向いている5つの街を選びました。

参考:共働き等世帯数の年次推移(厚生労働省)
参考:令和5年4月の待機児童数調査のポイント(こども家庭庁)

大田区


大田区では、令和 2 年度(2020 年度)から令和 6 年度(2024 年度)までの 5 年間「大田区子ども・子育て支援計画」に取り組んでおり、育児をサポートする仕組みが整っています。(大田区子ども・子育て支援計画2020-2024の策定について)
たとえば、保育サービスアドバイザーが保育施設や子育て支援サービスについて、情報提供や育児相談をおこなう制度があります。

保育サービスアドバイザーは区立保育園勤務経験のある保育士によるもので、ご家庭に合った保育サービスを電話や窓口、オンラインで相談に応じてくれます。(保育サービスアドバイザー)

また、大田区には羽田空港があるので、遠方へのアクセスにも優れています。

小さな子どもは移動時間が長くなると飽きてしまい、機嫌が悪くなりがちです。
子どもをあやしながらでは、目的地に到着する前に家族で疲弊してしまうケースもよくあります。

遠方への移動や帰省において、移動時間を大幅に短縮できる空港があることは、大きなメリットといえるでしょう。

大田区の交通利便性や豊かな自然、高級住宅街の詳細についてさらに知りたい方は、以下のページをご覧ください。

参考:子育て、子どもに関する支援(大田区)

練馬区


練馬区は23区内でも公園の数が一番多い地域です。広々とした環境で自然と触れ合えるので、子育てに適した街といえます。

子育て支援では「出産応援ギフト(5万円相当)」「子育て応援ギフト(10万円相当)」を支給しています。

これは、サイト上のカタログに記載された育児用品や家電製品・子育て関連サービス等を申し込める経済的な支援をおこなうものです。

また、第三子が誕生すると祝金が受け取れる制度もあります。(児童一人につき10万円)

練馬区は池袋や新宿など主要な駅へのアクセスが便利なことも魅力の一つです。

小さな子どもを連れての移動は、荷物が多くなる上に、ミルクの時間、お昼寝の時間など気に掛けることが数多くあって大変なものです。

主要な駅へのアクセスがよいと、移動のストレスが減るので子育て中の家庭にとってはうれしいメリットになるでしょう。

参考:子育て(練馬区)

世田谷区

世田谷区は閑静な住宅街が多く、商業や文化が発達しているエリアです。
子育て支援やサポートも充実しています。

世田谷区には出産児一人につき5万円の助成があります。

また、「産後ケア事業」にも力を入れていて、産後の母子を対象にショートステイ(宿泊)やデイケア(日帰り)を利用できる産後ケアセンターを日本で初めて設置しました。

他にも夜間に短時間、小学生のお子さんを預かる「夕焼けサポート事業」もおこなっています。
急な用事や仕事で保護者の帰宅時間が遅くなる場合、お子さんを一人で家に置いておくのが心配なときもあります。
小学生でも、特に低学年だと夜遅い時間に家で一人にしておくのは不安でしょう。
利用料金はかかりますが、いざというときは頼りになる事業です。

参考:子ども・教育・若者支援(世田谷区)

豊島区


豊島区は、池袋などの主要な駅と、目白や雑司ヶ谷などの閑静な住宅エリアがあります。

大型の商業施設が充実しており、子育て向けの支援も充実しています。

子育て支援については、お子さんが1歳の誕生日を迎えるお祝いに、子育て訪問相談員が訪問するバースデイ訪問相談をおこなっています。

お子さんが保育園に通っていない場合、子育ての相談をする機会を得られることは親にとって大変心強いでしょう。

また、1歳を迎えるお子さんに対してバースデーギフトをプレゼントしています。
第1子、第2子、第3子と金額は異なりますが、最大8万円分のポイントがもらえ、ギフトと交換できます。

参考:妊娠から出産・子育て期の相談支援および経済的支援について(豊島区)
参考:バースデーサポート事業(豊島区)

板橋区


板橋区は豊かな自然環境に恵まれており、都心への交通手段が豊富です。
通勤や通学などに便利で、23区内では家賃が安いことも特徴として挙げられます。

また、板橋区には300もの公園があり、たとえば美術館や郷土資料館のある「赤塚溜池公園」や手こぎボートがある「見次公園」など、家族で充実した休日を過ごせる環境が整っています。

板橋区の子育て支援としては、病児・病後児保育があります。
病気により安静が必要なため、保育園等に通園できないお子さんを区が委託する「病児・病後児保育室」と「病後児保育室」で預かってもらえる制度です。

保育園でお子さんが発熱した場合、保護者がお迎えに行けない時でも、看護師が迎えに行って病児・病後児保育室でお預かりする「お迎えサービス」も実施しています。

どうしても仕事ですぐに帰れない時や、職場が遠くてすぐにお迎えに行けない時など、非常に頼りになる制度といえます。

参考:子どもの手当・助成・支援(板橋区)

東京23区内で子育てしやすい街の5つの条件

東京23区内で、子育てに向いている住みやすい街とはどのような特徴があるのでしょうか。

子育てに対する支援、治安など住むにあたってチェックしておきたい項目はどのようなものなのか、この項で解説します。

家族で住みたいと考えている街が、以下の5つに該当し、住みやすい街であるかどうか確認してみてください。

学校や保育園などの教育施設が充実していること

学校や保育園などの教育施設が充実していて、施設数が子どもの数に対して足りている地域は子育て世代にとって住みやすい街でしょう。

特に共働きの子育て世帯にとって、子どもを安心して預けられる場があることは重要なポイントです。

教育施設が充実している街は、親子ともに住みやすい、子育てに向いている街といえます。

電車やバスなどの交通機関が発達していること

電車やバスなどの交通機関が発達していることも住みやすい街といえます。

仕事や普段の買い物に便利なことはもちろん、子どもが習い事に通うときや進学するとき、交通機関が発達していれば目的とする場所にスムーズに行けるでしょう。通いたい塾や学校などの選択肢の増加につながります。

公園や緑地などの豊かな自然環境があること

子どもと日々生活する場所として、公園や緑地など、豊かな自然環境が近くにあることも住みやすい街の特徴です。

自然が豊かで広々とした場所で思いきり体を動かせれば、ストレスの発散にもなります。

休みの日には緑地を家族で散歩したり、公園の遊具で遊んだりすることで充実した家族の時間を過ごせるでしょう。

犯罪率が低く治安の良い地域であること

犯罪率が低く、治安の良い地域であれば、家族全員が安心して暮らせるので子育て世帯に向いている地域といえます。

就学前の子どもは、常に親と一緒に行動するので犯罪やトラブルに巻き込まれる心配はあまりありません。
しかし、小学校に入ると一人で行動する場面も増えてきます。

友達と公園などで待ち合わせして遊びに行ったり、一人で塾に行ったりすることもあるでしょう。

そういった場合、治安が悪い地域だと、子どもが帰ってくるまで親は不安な思いで過ごさなくてはなりません。

犯罪率が低く、治安のよい地域ならば、子どもの安全に対する不安も少なくなるでしょう。親子ともに安心してのびのび生活できます。

警視庁の犯罪情報マップなどを確認し、暮らしたいと思っている街が安全な地域かどうか確認しておきましょう。

参考:警視庁犯罪情報マップ(警視庁)

病院などの医療機関が周辺にあること

病院などの医療機関が周辺にあることも重要です。子どもは大人に比べて免疫機能が未熟なため、よく風邪をひきます。

熱を出した時や、いつもと違うといった気になる症状があった時に、すぐに診てもらえるよう病院などの医療機関が近くにあると望ましいです。

小児科の他、耳鼻咽喉科や眼科、歯科、皮膚科などが周辺にあり、ケガでも病気でも対応できるような地域が子育てにとって安心できるよい街といえるでしょう。

東京23区内で利用できる子育て世帯向けの自治体の支援制度

東京23区内で利用できる、子育て世帯向けの自治体の支援制度について解説します。

区によっては独自の子育て支援を行っているケースもあるので、住む地区を選ぶ際の参考にしてください。

子ども医療費の助成(マル乳・マル子・マル青医療証)(東京都福祉局)

東京都福祉局では、医療費について、国民健康保険や健康保険など各種医療保険の自己負担分を助成しています。

お子さんが小さいうちは特に病院にかかることが多いので、医療費助成には助けられる場面が多くあるでしょう。

助成を受けるためには受診の際に被保険者証と医療証が必要です。
医療証は区役所に申請することにより交付されます。

また、医療証は年齢によって種類が3つに分けられ、区分は以下の通りです。

就学前のお子さん乳幼児医療費助成制度(マル乳)
小学生・中学生のお子さん義務教育就学児医療費助成制度(マル子)
高校生相当年齢のお子さん高校生等医療費助成制度(マル青)

区市町村により、所得制限等があるので、手続きの際にはお住まいの区市町村へ確認してください。
この医療証は毎年10月1日に更新されます。

参考:マル乳・マル子・マル青について(東京都福祉保健局)

ファミリー・アテンダント事業(大田区)

大田区では、子育て世帯の孤独・孤立の防止を図るため、ファミリー・アテンダント事業が開始されています。

対象は生後6か月から12か月の乳幼児(第一子に限る)を育てる世帯です。

子育てが初めての親にとって育児はわからないことも多く、おおきな不安を抱えてしまう場合があります。
第一子の育児には心身ともに負担がかかりやすいため、子育て世帯の家事・育児のサポートを行う支援です。

「見守り訪問」と「伴走支援」の2つの取り組みで構成されています。

参考:大田区 ファミリー・アテンダント事業

子どもトワイライトステイ(夜間一時保育)(練馬区)

練馬区では「子どもトワイライトステイ」と呼ばれる夜間一時保育をおこなっています。

保護者が出張や残業などでお子さんを迎えに行けないときなど、午後5時~10時まで専用施設に一時保育として預かってもらえる制度です。

施設と保育園などの間の送迎サービス(有料)も利用できます。

なお、このようなサービスがあるのは、東京23区のうちでも練馬区の他、大田区、中央区、文京区など、14区のみになります。

お仕事の都合で、どうしてもお子さんのお迎えに間に合わない場合も出てくると思います。
そのようなとき、非常に頼りになる制度でしょう。

参考:子どもトワイライトステイ(練馬区)

世田谷版ネウボラ(妊娠期から就学前までの切れ目のない支援)(世田谷区)

世田谷区では「子どもを生み育てやすいまち」をめざし、フィンランドの取組みを参考に、妊産婦や子育て家庭を支える「世田谷版ネウボラ」という取り組みをおこなっています。

ネウボラとはフィンランド語で「相談・アドバイス場所」を意味し、妊娠期から就学前までかかりつけの専門職(助産師または保健師)が、継続的に母子とその家族の相談・支援を行います。

同じ職員が常に担当し、就学前までの子育て家庭を切れ目なく支えるため、お互いの信頼関係を築きやすいのがメリットです。

参考:世田谷版ネウボラ(世田谷区)

子育て世帯見守り訪問事業(子育てエール)(豊島区)

子育て世帯見守り訪問事業(子育てエール)は、子育て世帯の孤立・孤独解消や、児童虐待予防・早期発見、安心して子育てできる環境づくりを目的に、令和6年の2月から始まった豊島区の事業です。

月齢4か月から11か月のお子さまを育てている世帯を対象に、見守り支援員が毎月ご家庭を訪問し、子育ての情報を提供するとともに子育ての状況を確認するといった事業です。

玄関先で5分ほどの対応となるので、訪問を受けるのに負担も感じず、さまざまな相談にのってもらえます。

訪問後には、育児支援品に引き換えられる電子クーポン3,000円相当を受け取れるといったうれしいオプションもついています。

参考:子育て世帯見守り訪問事業(豊島区)

すくすくカード事業(板橋区)

すくすくカード事業は板橋区が独自に行っているサービスです。

妊娠中から出産後の乳幼児を抱える保護者の育児負担を軽減し、外出機会の確保やリフレッシュ機会の促進など、子育てしやすい環境づくりを目的としています。

妊娠届提出の際に、対象のお子さん一人につき利用券6枚がついたカードが配布され、多様なサービスの中から利用したいサービスを選んで使用できるという事業です。

令和6年度のサービスメニューとしては

・育児支援ヘルパーの派遣
・訪問型産後ケア事業
・一時保育
・病児・病後児保育
・スポーツクラブでの利用
・区立体育館の利用
・熱帯環境植物館の利用

などがあげられ、利用券の必要枚数はサービスごとに異なります。

子どもが小さいうちは外出が大変で、家にこもりがちになるケースもあります。
こういったサービスを利用して、リフレッシュする機会をもつことも大切でしょう。

なお、すくすくカードの有効期間は妊娠中から、対象とするお子さんの3歳の誕生日までです。

参考:すくすくカード事業(板橋区)
参考:いたばし子育て情報ブック(板橋区)

最後に

この記事では、東京23区で子育てに向いている街や、子育て世帯向けの自治体の支援制度について解説しました。

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成長とともに子どもの行動範囲が広がっていきます。
住みやすい街を選ぶ際には、アクセスしやすい場所であることは重要なポイントになります。
さらに、治安が良いこと、支援が充実していることなど、どういった点を優先して家族での暮らしを実現したいか家族でよく話しあうことが大切でしょう。

ご紹介した子育て支援制度の他に、東京23区で行っている主な子育て支援制度を以下にあげておきます。

・TOKYO子育て情報サービス
・東京都こども医療ガイド
・認証保育所制度
・養育家庭制度

ほかにも、さまざまな子育て支援制度があるので、東京都の公式サイトも確認してみてください。

東京は、子育て支援が充実している街が多い地域です。
この記事を参考に、東京で子育てしやすい街を選び快適な暮らしを手に入れてください。

参考:子育て支援(東京都)

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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