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小田原は本当に住みやすい?治安や交通アクセス、子育て環境を紹介

街の住みやすさ

神奈川県西部に位置する小田原市は、都心へのアクセスと海と山のどちらも楽しめる、自然豊かな街です。

ただし、「実際に住んでみるとどうなんだろう?」「治安や生活環境は安心できるのかな」と気になる方も多いでしょう。

自然が多い場所に憧れつつも、買い物の便利さや子育て環境など、暮らしの具体的な部分は確認しておきたいですよね。

この記事では、小田原の住みやすさについて、治安や支援制度、交通アクセス、そして地元の魅力が感じられるおすすめスポットまで、わかりやすく紹介します。
移住や引っ越しを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

伝統的な文化や歴史がある小田原市の住みやすさ

小田原市は、海と山に囲まれた自然環境と、豊かな歴史に恵まれた街です。
戦国時代には北条氏の本拠地「小田原城」の城下町として発展し、江戸時代には東海道の宿場町「小田原宿」として栄えました。

現在も神奈川県西部の中心都市として、観光と生活のバランスが取れた地域です。
この項では、小田原市の住みやすさについて、交通アクセスや買い物環境の面から解説します。

参考:小田原城の歴史(小田原市観光協会)
参考:東山道への誘い(国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所)

東京まで約35分でアクセスできる

小田原駅にはJR東海道本線・御殿場線・東海道新幹線、小田急小田原線、伊豆箱根鉄道大雄山線、箱根登山鉄道の6路線が乗り入れています。

主要駅までは、乗り換えなしでアクセスできる路線も多く、通勤・通学にも便利です。

行き先所要時間(目安)利用路線
東京駅約35分JR東海道新幹線
新宿駅約70~90分JR東海道新幹線、小田急小田原線急行
渋谷駅約80分JR東海道新幹線、JR特急湘南
横浜駅約44分JR東海道新幹線、JR特急湘南

小田原駅は始発列車が多く、通勤ラッシュ時でも座席を確保しやすいのが魅力です。
自然豊かで落ち着いた環境に暮らしながら、都心までも無理なく通える範囲です。

総人口18万人以上が居住している

小田原市の人口は、令和7年10月時点で約18万5千人、世帯数はおよそ8万6千世帯です。
人口全体はやや減少傾向にありますが、移住者は徐々に増加している傾向が見られます。

東京までのアクセスが良いことに加え、コロナ禍以降はリモートワークが広がり、在宅勤務を中心に、週に数回だけ出勤するといった働き方も定着しました。

そのため、自然のある場所で暮らしながら、都心の仕事も続けられる小田原の環境は、多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。

参考:小田原市の人口と世帯 統計月報(小田原市)

飲食店や買い物環境が整っている

小田原駅周辺は、観光地としてのにぎわいと、暮らしの便利さがちょうどいいバランスで共存しています。
主な商業施設は以下の通りです。

施設名特徴
ラスカ小田原駅直結のショッピングセンター。ユニクロ、無印良品、成城石井、書店などが入居
ミナカ小田原江戸情緒を感じられる複合商業施設。レストラン、ホテル、図書館なども併設
ハルネ小田原地元の農水産物や特産品を扱う地下街
トザンイースト飲食店がメインの施設

錦通り商店街、駅前東通り商店街 おいしいもの横丁、おしゃれ横丁商店会など昔ながらの商店街も健在です。

地元の人が日常的に利用する店と観光客向けの店が共存しており、用途に合わせて使い分けができます。

小田原市の治安と地域コミュニティの特徴

小田原市は、見守り活動や防犯カメラの設置など、行政と住民が協力しながら安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいます。

ここでは、犯罪発生率の傾向や防犯体制・夜間の様子、そして小田原市が制定している支援条例など、暮らしを支える取り組みについて詳しく見ていきましょう。

神奈川県内で犯罪発生率は低い傾向にある

神奈川県警の令和6年(2024年)確定値によると、小田原市の刑法犯認知件数は1,090件でした。
県内では中規模都市の中でも件数が少なく、犯罪発生率は比較的低い水準にあります。
発生しているのは自転車盗や万引きといった軽微な窃盗が中心で、凶悪事件は少ない傾向です。

小田原市は歴史のある落ち着いた街並みが広がり、地域のつながりが強いことも安心感につながっています。
口コミでも「のんびりしていて、人の温かさを感じる」「子どもを安心して育てられる」といった声が多く、日常生活の中で不安を感じる場面は少ない街といえるでしょう。

参考:過去の犯罪統計資料(神川県警察)

小田原の防犯体制と夜間の雰囲気

小田原駅周辺には商業施設や飲食店が集まり、夜でもある程度の人通りがあります。
東口と西口のそれぞれに交番があり、警察官が常駐して見回りを行っているため、防犯体制はしっかりしています。

再開発によって防犯カメラや街灯の設置が進み、夜の街は以前よりも明るくなりました。
駅から少し離れると静かで落ち着いた住宅街が広がり、街灯を頼りに歩けば安心して過ごせる環境です。

ただし、一部には街灯の少ない道もあるため、夜間は明るいルートを選ぶなど注意をして歩くとより安心です。

小田原市犯罪被害者等支援条例が制定されている

2025年4月に施行された小田原市犯罪被害者等支援条例では、被害を受けた人が安心して生活を取り戻せるよう、生活支援や心理相談、転居支援などを含む幅広いサポート体制を整えています。

また、地域住民や事業者にも被害者が孤立しないよう理解と協力を深めることが求められており、市全体で支え合うまちづくりを進めているのが特徴です。

神奈川県全体では、2024年の刑法犯検挙率が40.9%と前年より上昇し、重要犯罪の検挙率も82.5%と高水準を維持しています。行政・警察・地域が連携して治安維持に取り組んでおり、安心して暮らせる環境づくりが着実に進んでいるといえるでしょう。

参考:犯罪被害者等の支援(小田原市)
参考:過去の犯罪統計資料(神奈川県警察)

小田原市の補助金・支援制度

小田原市では、自然が身近にある環境で安心して暮らせるよう、出産・子育て・障がい福祉・移住支援など、ライフステージに合わせたサポートが用意されています。

ここでは、主な制度を3つ紹介します。

子ども・子育て支援新制度

小田原市では、平成27年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートしました。
妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援を行っており、子育て世帯が安心して暮らせる環境づくりが進められています。

主な子育て支援内容は以下の通りです。

制度名内容
こんにちは赤ちゃん事業保健師や助産師などが、生後4か月までの赤ちゃんがいる家庭を訪問し、育児相談や地域の支援情報を案内します。
妊婦支援給付金妊婦1人につき5万円、新生児1人につき5万円を支給。妊娠期から出産・育児のスタートを支える制度です。
小田原市産後ケア事業出産後の母親と赤ちゃんを対象に、助産師が授乳や育児の相談、体調面のケアを行う制度。
2時間程度の自宅訪問(アウトリーチ)、日帰り(デイサービス)、宿泊(ショートステイ)の3種類があり、育児に不安を感じたときに専門家のサポートを受けながら、心身を休めることができます
子ども医療費助成制度0歳から18歳の誕生日後、最初の3月31日までの子どもの医療費を助成(自己負担なし)。

このように、小田原市は行政・医療・地域が連携しながら、妊娠期から子育て期までを丁寧に支える街です。
子どもを安心して育てたい世帯にとって、心強い環境が整っています。

参考:子ども・子育て支援新制度(小田原市)

移住支援サイト・オダワラボ

「オダワラボ」は、小田原市が運営する移住・定住支援サイトです。
“海・山・人・暮らし”をテーマに、地域で活躍する人や新しい働き方、子育て環境などを紹介しながら、小田原での暮らしをリアルに発信しています

主な移住支援制度は以下の通りです。

オンライン移住相談Zoomを利用した個別相談を、毎週火曜日・木曜日に開催。
お試し移住ゲストハウス「Tipy records inn」を拠点に、実際の生活を体験できるプラン。
リファラル移住制度小田原市民が移住希望者をサポートし、移住が実現した場合に紹介者と移住者の双方へ1万円分の商品券を贈呈。

移住後の仕事探しや住まい探しに関する相談窓口もあり、「試してから移住できる」安心感がある制度です。

参考:オダワラボ(小田原市)

グループホーム等利用者助成金

小田原市では、障がいのある方が地域の中で安心して暮らせるよう、グループホームなどへの入居を支援する制度を設けています。
施設への入居や、自宅から地域生活へ移る際の家賃負担を軽くする制度です。

助成内容は次の通りです。

地域移行者分入所施設や自宅からグループホームへ生活の場を移した方に対し、家賃の半額(上限3万円)を3年間助成。
通常利用者分グループホーム等で生活する方で、1万円、または家賃から「特定障害特別給付費」を差し引いた額のうち少ない方を助成。

この制度により、障がいのある方が自立した生活を送りやすくなり、地域の中で安心して暮らし続けられる環境が整っています。
障がいのある方も含め、誰もが安心して暮らせるまちづくりが進められています。

参考:グループホーム等利用者助成金の支給(小田原市)

小田原市の交通アクセス

小田原市は、鉄道・道路のどちらも充実しており、通勤や通学だけでなく、観光やレジャーにも便利な立地です。

2章でも述べましたが、東京まで新幹線を使えば25分でアクセスできます。
新幹線や特急列車が利用できるほか、主要道路も整備されていて、都心にも、自然の多い場所にもアクセスしやすい街です。

新幹線や小田急線、箱根登山線などが利用できる

小田原駅は、神奈川県西部の中心にある主要ターミナル駅です。

JR東日本・JR東海・小田急電鉄・伊豆箱根鉄道・箱根登山鉄道の5社が乗り入れており、東海道新幹線も停車します。
東京・名古屋・大阪方面への移動はもちろん、伊豆や箱根方面への観光にも便利です。

路線名主な行き先
JR東海道本線東京・横浜・熱海方面
JR御殿場線松田・御殿場方面
JR東海道新幹線東京・名古屋・大阪方面
小田急小田原線新宿方面へ直通
伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山方面
箱根登山鉄道箱根湯本方面

また、特急「踊り子」も停車し、伊豆方面への観光に利用されています。
朝と夜の通勤時間帯には、小田原発東京行きの特急「湘南」が運行しており、座って通勤できる列車として人気があります。

新幹線や特急を活用すれば、都心や観光地への移動もスムーズです。

東名高速道路や小田原厚木道路からアクセスできる

小田原市は、複数の主要道路が交わる交通の拠点です。
東名高速道路や小田原厚木道路、西湘バイパスなどが市内・近郊を通っており、首都圏や観光地へのアクセスに優れた立地です。

自動車でも移動しやすく、通勤やレジャーの両方に便利な環境が整っています。

路線名市内の主なインターチェンジ(IC)
小田原厚木道路(小田厚)小田原東IC・荻窪IC・小田原西IC
西湘バイパス小田原IC・酒匂IC・早川IC・箱根口IC・石橋IC
アネスト岩田 ターンパイク箱根早川IC(箱根方面出入口)
小田原箱根道路早川IC・風祭IC など

小田原厚木道路を利用すれば、東名高速道路(厚木IC・大井松田IC)へ短時間でアクセスでき、首都圏や静岡方面への移動も快適です。
また、西湘バイパスは海岸線に沿って走っており、ドライブにも人気のルートです。

小田原市のおすすめスポット

自然と歴史がともに感じられる小田原市には、休日にのんびり過ごせる魅力的なスポットがたくさんあります。
ここでは、地元の人にも観光客にも人気のある場所を紹介します。

小田原城


小田原の象徴ともいえる小田原城は、小田原駅から徒歩約10分のところにあります。
四季を彩る梅・桜・菖蒲などの花が楽しめる小田原城址公園として整備され、開花時期には梅や桜まつりなどのイベントも開催。
天守閣の中では小田原城の紹介や美術工芸品の展示がされており、最上階からは相模湾や市街地を一望できます。
夜には天守がライトアップされ、幻想的な姿も人気です。

参考:小田原城(小田原市観光協会)
参考:小田原市の観光 天守閣(小田原市)

小田原フラワーガーデン


約300種の熱帯・亜熱帯植物を育てるトロピカルドーム温室を中心に、四季の花が楽しめる植物園です。
環境事業センターの余熱を活用して温室を維持するなど、環境にやさしい運営も特徴です。
バラフェスタや園芸講座などのイベントが開かれ、いつ訪れても見どころがあります。

参考:小田原フラワーガーデン

鈴廣かまぼこ博物館


小田原の名産・かまぼこ作りを体験できる施設で、見学や試食も楽しめます。
館内にはかまぼこ職人や職人が使う道具も展示され、かまぼこについての知識も得られます。

近くのかまぼこ通りには老舗のかまぼこ店が並び、散策もおすすめです。
食と伝統を通して、小田原の魅力を体感できる場所です。

参考:鈴廣かまぼこ博物館

まとめ:小田原市の暮らしに向いている人

小田原市は、自然と利便性のどちらも大切にしたい人に向いている街です。

新幹線や特急が利用でき、都心へのアクセスがしやすいのが魅力です。始発駅から座って通勤できる列車も多く、通勤や通学の負担を軽減できます。

海と山のどちらにも近く、四季の花が楽しめる豊かな自然環境は、子育て世帯にも人気です。出産や子育てを応援する給付金や医療費の助成など、サポートも充実しています。

一方で、観光シーズンは駅前が混雑することがあります。また、駅から離れた地域では車が必要になる場合もあるでしょう。

それでも、都心への通いやすさと自然の豊かさがちょうどいい距離感で共存する小田原市は、のびのびと暮らしたい人におすすめのまちです。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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