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エコで節約もできるグリーンカーテンとは?4つの効果と注意点を解説

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「グリーンカーテンって何のこと?」「グリーンカーテンに適した植物を知りたい」など、エコや節約などに効果があるグリーンカーテンが注目を集めています。近年発生することが多い異常気象の影響もあり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

グリーンカーテンとは、ベランダや窓、壁などにアサガオなどの食物を設置して作る自然のカーテンのことで、快適さや節約、エコの面でも注目されている暮らしの工夫のひとつです。

窓からの直射日光を遮ることができる、地面や壁の表面温度を抑えられる、気化熱効果で温度を下げられる効果があるので、節約に繋がるなどメリットの多いグリーンカーテンですが、設置する植物の選び方や設置方法には注意が必要です。

今回の記事では、グリーンカーテンの効果と設置する際のポイントを中心に解説します。
グリーンカーテンについて知りたい、これからグリーンカーテンに挑戦したいといった人はこの記事を最後まで読んでいただければと思います。

グリーンカーテンの4つの効果

グリーンカーテンには「直射日光を遮る」「地面や壁の表面温度を抑える」といった様々な効果があります。
近年は地球の温暖化に伴って暑い夏が続いており、エコや節約の観点からグリーンカーテンを検討する人が増加傾向にあります。

グリーンカーテンは、アサガオやゴーヤなどのつる性の植物を窓や壁に設置することで作る自然のカーテンのことです。グリーンカーテンを設置することで。建物の壁や室内、ベランダなどの気温の上昇を抑えることができます。

ここではグリーンカーテンの4つの効果について解説します。

窓からの直射日光を遮ることができる

グリーンカーテンを設置することで、生い茂った植物が窓から入る直射日光を遮ってくれます。

通常のカーテンは、窓とカーテンの間に熱が溜まりやすいです。
また、遮光フィルムやシートも窓からの直射日光を遮ることができますが、アルミニウムなどの金属コーティングがされているので、光が反射して周囲の人に迷惑をかけてしまう場合も考えられます。
その点、グリーンカーテンは植物であることから、反射しにくい特性を持つので周囲に迷惑をかける心配がありません。

地面や壁などの表面温度を抑えられる

地面や壁は、直射日光を受けると表面温度が上昇して輻射熱(ふくしゃねつ)を発します。
輻射熱は赤外線よって伝わる熱のことをいい、周囲の温度を上昇させる効果があります。
グリーンカーテンを設置すれば、地面や壁などの表面温度を抑えられるので、輻射熱の発生を防ぐことができます。

気化熱効果で温度を下げられ節約に繋がる

グリーンカーテンは、気化熱効果で周囲の温度を下げられるので、エアコンの使用頻度を抑えるなど節約に繋げることができます。

植物は根から水を吸い上げて葉の裏から水分を出す蒸散作用を行っており、蒸散作用によって出た水分が蒸発するときに気化熱を奪って周囲の温度を下げます。
気化熱効果によって室内の温度も下がるのでエアコンの使用を抑えることができる仕組みです。

広い庭がなくても家庭菜園が楽しめる

グリーンカーテンを設置することで広い庭がなくても家庭菜園が楽しめます。
グリーンカーテンに使用する植物にはアサガオが多いですが、マンデビラやアサリナを使用することで色とりどりのお花を楽しむことができます。
また、収穫を期待するならゴーヤやキュウリ、トマトやパッションフルーツなどもおすすめです。お庭の広さに合わせて植物を選ぶのも良いでしょう。

グリーンカーテンの4つのデメリット

エコで涼しい住環境を作れると人気のグリーンカーテンですが、設置や管理にはいくつかのデメリットもあります。手軽に導入できると思われがちですが、適切な手入れをしないと逆に不便に感じることもあります。特に、害虫の発生や風通しの悪化、冬場の見た目の問題など、事前に知っておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、グリーンカーテンの代表的なデメリットについて詳しく解説し、導入前に考慮すべき点を紹介します。

手入れや管理の手間がかかる

グリーンカーテンは設置するだけではなく、適切な管理が必要です。特に夏場は成長が早く、定期的な剪定をしないとツルが伸びすぎて絡まり、見た目が悪くなることもあります。

また、葉が茂りすぎると日当たりを遮りすぎて室内が暗くなる可能性もあります。

さらに、枯れた葉やツルの掃除も必要になるため、忙しい人には負担が大きく感じられるかもしれません。

適度な水やりや肥料の管理も必要となるため、手間をかけずに快適な遮光対策をしたい人には向かない場合があります。

害虫が発生しやすい

グリーンカーテンは自然の植物を育てるため、アブラムシやハダニなどの害虫がつきやすくなります。

特に気温が高くなる夏場は害虫の活動が活発になり、葉の裏などに発生することが多いです。

マンションのベランダなどで育てる場合、隣の部屋に影響を与える可能性もあります。

また、虫が苦手な人にとっては、葉に触れるのをためらったり、定期的に駆除する手間がストレスに感じられることもあります。

農薬を使うか、天敵となる昆虫を利用するなどの対策が必要ですが、それでも完全に防ぐのは難しいことを覚えておきましょう。

風通しが悪くなることがある

グリーンカーテンは夏の強い日差しを遮る効果がありますが、育ちすぎると窓を覆いすぎてしまい、風通しが悪くなることがあります。

特に、葉が密集しすぎると空気の流れが滞り、室内に熱気がこもる原因になることも考えられるでしょう。

また、適切に剪定しないと、湿気がこもりやすくなり、カビの発生につながることもあります。

風通しを確保するためには、適度にツルを間引くなどの工夫が必要になりますが、その管理が面倒だと感じる人にはデメリットになるでしょう。

冬場は枯れてしまい処理が大変

グリーンカーテンに使われる植物の多くは夏場に成長するため、冬になると枯れてしまうことがほとんどです。

そのため、冬場は葉が落ちてネットだけが残り、見た目が悪くなってしまうことも考えられるでしょう。

また、枯れた葉が風で飛ばされると、近隣の住人に迷惑をかける可能性もあります。

冬の間も景観を維持したい場合は、寒さに強い植物を選んだり、グリーンカーテンの代わりに他の方法で目隠しや遮光をすることも検討しましょう。

グリーンカーテンに使用できる植物(写真付)

グリーンカーテンに適しているのは、成長が早く、生い茂りやすい「つる系」の植物です。
プランターで栽培しやすく、誘導ひもやネットを上手く使って窓や壁を覆うように誘引していくことでグリーンカーテンを設置することができます。
初心者にも育てやすい品種をカテゴリー毎にご紹介します。

【花も楽しめる植物】

①アサガオ

小学生時代にアサガオを育てたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
アサガオはヒルガオ科・サツマイモ属のつる性の植物です。つるが伸びやすく初心者にも育てやすいのでグリーンカーテンでも人気があります。
中にはつるが伸びにくい品種もあるので、選ぶ際はつるが伸びやすい品種を選びましょう。

②アサリナ

アサリナはオオバコ科アサリナ属のつる性植物です。
本来は多年草なのですが、日本では越冬が難しく一年草に分類されています。つるの成長が早く、上手く誘引すれば2m~5mくらいまで成長します。
花色は紫、青、白、ピンク、黄色など多彩で小さいベルのような花を咲かせます。

③マンデビラ

マンデビラはキョウチクトウ科のつる性の植物です。
マンデビラは種類が多く、大きな花がきれいなローズ・ジャイアントと、鉢植えで楽しめるサンデリの2種類がよく使われます。
春から秋にかけて花を咲かせるので長期間にわたって花を楽しむことができます。

【収穫も楽しめる植物】

①ヘチマ

ヘチマはインド原産のウリ科の植物です。
葉が大きく生育力が強いので育てやすく、グリーンカーテンに向きの植物と言えます。
果実は40cm~60cmまで成長し、食用として使えるだけでなく加工すればスポンジやたわしにも使えます。

②ゴーヤ

ゴーヤは熱帯アジアを原産地としたウリ科ツルレイシ属の植物です。
ニガウリやツルレイシと言われることもあります。
日本では沖縄で古くから食べられており、沖縄料理のゴーヤチャンプルーは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
病気になりにくく、プランターでも地植えでも育てられるので初心者におすすめです。
ゴーヤは実がなると重くなるのでネットを使って育てるようにしましょう。

③キュウリ

皆さんの食卓でもお馴染みのキュウリもグリーンカーテンに活用できます。
キュウリはウリ科キュウリ属の植物です。
暑さには強いのでグリーンカーテン向きと言えますが、うどんこ病やべと病など病気にかかりやすいので育成に少し手間がかかります。
キュウリは根を浅くしか張れないので、水はけを良くし。こまめに水やりをする必要があります。
8月の暑い時期にグリーンカーテンにするには5月頃から育成すると良いでしょう。

グリーンカーテンを設置する際の3つのポイント

グリーンカーテンを設置するにあたって何から始めれば良いかと悩む人も多いと思います。ただ何となく植物を壁や窓に設置すればグリーンカーテンができるという訳ではありません。

グリーンカーテンを設置する際には、植物の選定や設置する場所といった点に注意が必要です。ここでは、グリーンカーテンを設置する際の3つのポイントについて解説します。

繁殖力の強いつる性の植物には注意が必要

グリーンカーテンにする植物については、つる性であれば何でもよいというものではありません。
繁殖力の強いつる性の植物は他の植物に影響を与えるので設置する際には注意が必要です。
グリーンモンスターと言われるマメ科のクズは、繁殖力が強いので他の樹木を枯らしてしまいます。
梅雨明けの時期には1日で70cm~80cm伸びることもあります。

また、ヤブガラシは、茎が蔓状に伸びて切っても何度も生えてくるので非常に厄介です。
ほかにも、ヘクソカズラ、ガガイモ、ノウゼンカズラ、ノアサガオ、アイビーといった植物もグリーンカーテンには適していないと言えるでしょう。

植物を使用しないフェイクのグリーンカーテンも存在する

グリーンカーテンは少しハードルが高いという人は、フェイクのグリーンカーテンを使うのもひとつの方法です。
フェイクのグリーンカーテンはグリーンフェンスとも言われ、蔦などをモチーフにしたメッシュシートや格子状の木製フェンスにフェイクグリーンが取り付けたウッドフェンスなどがあります。
紫外線対策のUV加工のフェイクグリーンカーテンは、紫外線をカットできるだけでなく色落ちしにくく耐久性にも優れているのでおすすめです。

グリーンカーテンには、植物を育成するために水やりや肥料やりが必要である、育つまで時間が掛かる、虫などが集まりやすいのがデメリットと言えます。
その点、
フェイクグリーンカーテンであれば、植物を育てなくても簡単にグリーンカーテンが設置でき、虫の心配をしなくてもいいので初心者でも手軽に始めることができます。

マンションやアパートに設置する際は設置場所に注意

メリットの多いグリーンカーテンですが、マンションやアパートに設置する際には設置場所に注意が必要です。

マンションやアパートの場合、ベランダには隣の部屋との間に蹴破り戸と言われる境壁があります。
この境壁は火災が発生するなどの非常時に破って避難するための壁です。
プランターやフェンスなどを境壁の前において避難できないとなると管理規約及び消防法違反になってしまう恐れもあります。

又、廊下や壁なども共用部になるので、グリーンカーテンが「通行の邪魔になる」、「景観を損なう」となるとトラブルの原因にもなります。
落ち葉や土が排水溝を塞いで詰まらせてしまうこともあるので小まめに掃除をすることも重要ですね。

近隣住民との間に発生するトラブルに関する詳しい記事に関しては、下記をご確認いただければと思います。

さいごに

今回は、グリーンカーテンの4つの効果と設置する際のポイントについて詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

グリーンカーテンは、地球の温暖化やエネルギーコストの上昇が進む中、エコや節約の観点から注目が高まっています。

窓や壁にグリーンカーテンを設置することで直射日光を防ぎ、表面温度を下げる効果が期待できますし、きれいな花を咲かせる植物や収穫できる植物を育成すれば日々の生活を豊かにすることもできます。

ただ、植物を育成するのは大変ですし、虫など発生しやすい、掃除が必要などデメリットを理解しておくことも重要です。

マンションやアパートでグリーンカーテンを設置する場合は、共用部分や避難経路など注意する必要があります。手入れの面などで不安がある方はフェイクのグリーンカーテンから始めてみましょう。

ZEH住宅などのエコ住宅も注目されていますが、家の住み替えなどが難しい場合はグリーンカーテンのような身近なものから取り入れるのもおすすめです。

まずはグリーンカーテンのことを知りたい人、これからグリーンカーテンを始めたい人は、今回の記事を参考にしていただければと思います。

暮らしを快適にする工夫のひとつがグリーンカーテンですが、本当に心地よく過ごせる住まいそのものを見直してみるのもひとつの選択肢です。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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