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賃貸の一階で後悔する理由とは?5つの注意点や必須の防犯対策を解説

不動産のお役立ち情報

「賃貸の一階はやめておけと聞くけれど、実際の暮らしはどうなの?」「家賃を抑えて住める良い物件を探しているので、一階の部屋が気になっている」など、物件選びの際に賃貸の一階を検討する方もおられるでしょう。

賃貸の一階を選ぶ際は、居住する前にマンションやアパートの建物構造や周辺環境等を確かめておくことが大切です。
防犯面や騒音などの不安を解消するためにも、建物のセキュリティ設備や地域の特徴を把握した上で住まいを選ぶ必要があります。

ハウスコム株式会社によるによると、引っ越しをした(する予定)の部屋の階数で「1階」が23.5%で2位という結果になりました。

参考:ハウスコム株式会社(PR TIMES)

この記事では、賃貸の一階に住むリスクや注意点、メリット等について解説します。
また、実際に賃貸の一階に住む際の防犯対策も具体例を使って紹介していきます。物件の家賃を抑えた上で良い物件に住みたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

賃貸の一階はやめておけといわれる主な理由

賃貸の一階はやめたほうがいいといわれている理由は、防犯面の不安やプライバシーの問題、騒音問題等があるからです。建物の一階は道路を歩く人の目線と近い位置にあるため、二階以上の物件と比較すると外から見えやすい位置にあります。

窓やベランダから侵入しやすい位置にある

賃貸の一階は窓やベランダから侵入しやすい位置にあることが多く、空き巣などの被害に遭う確率は高くなります。なるべくカーテンを開けないようにすることやベランダに砂利を敷いておく等、日常生活を送る上でも防犯を意識することが重要になります。マンションやアパートの建物構造によって異なりますが、住宅を検討する上では周辺の住環境を確かめておくことも大切です。

プライバシー保護が必要になる

プライバシー保護の観点からみても賃貸の一階は注意が必要です。家の周辺を歩く人や道路の交通量が多い場合は、外に洗濯物をなるべく干さない等の対策ができます。また、マンションやアパートの周辺に木を植えて外部からの目線を遮断している建物もあるので、賃貸の一階を検討している方は事前に生垣の有無等を確認しておきましょう。

地中にいる虫が部屋に入ってくる

地面に近いことから地中にいる虫が部屋に入ってくる可能性も考えられます。他には、気候の影響を受けやすいことや害虫の侵入リスクがあります。賃貸の一階に住む場合は、このようなリスクを軽減することや防犯対策を実践することが重要です。

賃貸の一階に住む際のメリットとデメリット

賃貸の一階に住む際は防犯対策が必要になりますが、デメリットだけでなくメリットも存在します。

希望する条件によっては、二階以上の物件よりも便利で快適に生活できる場合もあります。賃貸の一階に住むメリットとデメリットの一覧をまとめた表は以下の通りです。

メリット
・上の階と比べて家賃が安い場合がある
・下の階への騒音を気にせず生活できる
・移動や荷物の搬入がスムーズにできる
・専用庭が付いている物件がある
・災害時に避難しやすい

デメリット
・防犯面やプライバシーの問題がある
・虫の侵入リスクがある
・浸水被害を受ける可能性がある
・日当たりや湿気の問題がある
・騒音問題がある

実際に賃貸の一階に住む際に発生するメリットとデメリットを事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。

賃貸の一階に住む5つのメリット

賃貸 一階_メリット
賃貸の一階に住む際は、他の階に住むよりも家賃が安くなる傾向がある等のメリットも存在します。他の階にはないメリットが多くあるので、住まい選びの際は事前に確認しておきましょう。

上の階と比べて家賃が安い場合がある

賃貸物件を選ぶ際に、家賃の高さを気にする方も多いでしょう。賃貸の一階に住む大きなメリットは、上の階と比べて家賃が安くなる傾向があることです。同じ物件や間取りのタイプであっても、一階の場合は上階と比較して数千円以上も相場が安くなることもあります。築年数や自宅から家までの所要時間などの条件が予算と合わない物件でも、一階であれば家賃を抑えて住むことができる場合も考えられます。

下の階への騒音を気にせず生活できる

建物内に下の階がないことから、足音などの生活音で周りの住人に迷惑をかける心配が少ないこともメリットです。小さなお子さんがいる家庭であれば、子供たちが自由に遊べる環境を作りやすいので、ファミリー層で暮らす賃貸物件に向いているといえます。

移動や荷物の搬入がスムーズにできる

一階の移動は階段の昇降やエレベーターの使用を必要としないため、体力に自信のない方や高齢者の方も安全に移動することができます。また、ゴミ出しや荷物の搬入などの日常生活の動作が他の階と比べてスムーズに行える点もメリットです。

専用庭が付いている物件がある

賃貸の一階の物件には専用庭が付いている場合があります。洗濯物を干すこと以外にも、自室とは別の空間でガーデニングや家庭菜園を楽しむことができ、子供たちやペットが遊ぶ場所としても利用可能です。賃貸物件の専用庭は共用部分の中の専用使用部分として定められているため、緊急時の避難経路を確保しておくことや他の住人に迷惑のない範囲で利用することが大切です。

※専用使用部分…共用部分の一部で特定の区分所有者のみが使用できる部分

災害時に避難しやすい

マンションやアパートの一階は、他の階と比べて火災や地震などの災害時の避難がスムーズにできます。階段やエレベーターを使用せず移動ができるため、建物から外に避難するまでの時間を短縮することが可能です。また、地震の揺れは高階層よりも小さいことから家具などが倒れづらいこともメリットになります。

賃貸の一階のメリットは、日常生活における移動を楽にすることや災害時のリスクを軽減できることにあります。家賃などの生活にかかる費用を抑えた上で、より良い条件の物件を探している人におすすめの暮らし方といえるでしょう。

賃貸の一階に住む5つのデメリット

賃貸の一階に住むことを検討している方は、事前にデメリットについて理解しておくことが重要です。防犯面やプライバシーの面などの問題を事前に把握しておくことで、防犯対策やセキュリティ設備が整った物件を選択することに繋がります。

ここでは、以下の図に示す代表的な5つのデメリットについて詳しく解説していきます。

不審者の侵入を防犯する必要がある

賃貸の一階の物件に住む場合は、充分な防犯対策を行うことが重要です。外から見えやすい位置に物件があるため、窓やベランダを守る二重窓や防犯フィルムなどのセキュリティ設備を設置することをおすすめします。また、オートロックや防犯カメラ等の設備があるマンションやアパートは正面からの侵入を防ぐ効果があるため、暮らしの防犯性を高めることができます。

特に、ワンルームマンションにお住まいの場合は居住空間に仕切りがないため、防犯設備を整えておく必要があるでしょう。

虫の侵入リスクがある

一階は他の階と比較すると地面に近く、湿気が多くなる傾向にあるため虫の発生率が高くなります。高温多湿を好む虫の侵入を防ぐための侵入経路を塞ぐことや、こまめに室内を掃除しておくことが大切です。
また、賃貸マンションやアパートが商業施設や飲食店に隣接している物件は、虫が発生しやすいため建物の立地や周辺環境を事前に確認することも重要です。

浸水被害を受ける可能性がある

賃貸の一階は、台風や大雨による浸水や冠水の被害を受ける可能性があります。建物の近くに川や海がある場合は、浸水被害のリスクが高くなるため高台の物件を選ぶことをおすすめします。また、ハザードマップを利用して過去の災害履歴を確認しておくことで事前に周辺地域の水害リスクを知ることができます。

参考: 洪水浸水想定区域図・洪水ハザードマップ(国土交通省)

日当たりが悪く湿気が溜まりやすい

一階は上階と比べて日当たりが悪くなることが多く、洗濯物を干す際に日光に当てることが難しくなります。日差しが部屋に入りづらいことで湿気が溜まりやすく、カビが生えやすくなる傾向にあります。
方角や立地によっては日当たりがよい物件もあるので、賃貸の一階に住む場合は事前に確認しておくことをおすすめします。また、適度に部屋を換気することやLEDライト等の明るい照明を設置することが対策として挙げられます。

周辺地域の騒音が聞こえやすい

賃貸の一階の物件に住む場合は、騒音問題があることを知っておく必要があります。集合住宅であれば、どの階でも足音などの生活音を完全に避けることはできません。ただし、賃貸の一階の場合は建物内部の音だけでなく、周辺道路を走る車の音や歩く人の声が聞こえやすい特徴があります。対策方法としては、物件選びの際に建物周辺の交通量や通行人の多さを事前に把握しておくこと等が挙げられます。

賃貸の一階の物件を検討している方は、上記のメリットとデメリットを把握しておきましょう。個人の状況によって必要条件は異なるので、生活スタイルに合った住まいを選ぶことが大切です。また、防犯対策やプライバシーの保護を行っているマンションやアパートの内見を優先的に進めることをおすすめします。

賃貸の一階を選ぶ際の5つの注意点

賃貸の一階を選ぶ際の5つの注意点

賃貸の一階を選ぶ際は、防犯性が高く安心して過ごせる物件を選ぶことが重要です。

建物の構造や築年数などの物件に関わる部分と合わせて、物件のある地域の特性や周辺環境を確かめておく必要があります。賃貸の一階の場合は、防犯面やプライバシー面で気を付けるべき点が多くありますが、事前に対策することで暮らしの安全性を高めることが可能です。

ここでは、賃貸の一階の物件を検討している場合に注意すべき5つのポイントについて詳しく解説していきます。

防犯設備が充実していることを確認する

充実した防犯設備が設置された物件を選ぶことは、賃貸の一階に住む上での安全性を大きく向上させます。住宅を守る設備には多くの種類がありますが、ここでは住居の防犯性を高める設備の代表的な例を紹介します。

・オートロック
・防犯カメラ
・モニター付きインターホン
・補助錠、ディンプルキー
・赤外線センサー

賃貸の一階に住む場合は、オートロック付きの物件を選ぶことをおすすめします。玄関からの不審者の侵入を防ぐことが出来るので、被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。ただし、オートロックが付いていても、外廊下がない物件は侵入リスクがあるので注意が必要です。

また、訪問者の顔を確認することや不審者の発見にも繋がるモニター付きインターホンも防犯に役立ちます。物件ごと設置されている防犯設備は異なるので、あらかじめ確認しておくことが重要です。

治安の良いエリアであることを確認する

賃貸の一階に住む場合は、周辺地域の治安が良いエリアを選びましょう。

建物構造や築年数が条件に合う物件であっても、地域の安全性が高いとは限りません。近くに警察署や交番があること、日中と夜間の街の雰囲気を見ておくこと等が大切です。

もし都内の物件をお探しの方であれば、東京で一人暮らしする方におすすめ!住みやすくて治安が良い街5選治安の悪い地域を見極めたい!東京で安全な住宅の見分け方や対策法の2つを比較して治安の良いエリアを確認しておきましょう。

より詳細のデータが気になる場合は、全国の犯罪情報や交通事故の発生状況を表示した事件事故発生マップ(警視庁)を確認しておきましょう。地域ごとに起こった犯罪や事故の件数等が把握できるので、検討している賃貸物件の地域性や安全性を判断する上で役立ちます。

周辺道路の交通量の多さを確認する

マンションやアパートの一階は、他の階と比較しても外部からの音が聞こえやすい環境にあります。地面に近いところに物件があるので、道路を走る車の走行音や通行人の話し声が気になる場合もあるでしょう。

周辺にレジャー施設や学校、主要な駅などがある場合は、時間帯によって道路の交通量が大きく異なります。一階の部屋に住む場合は、事前に交通量を把握しておくことで騒音問題の対策にも繋がります。

また、道路に面している一階の部屋は外から室内が見えてしまう可能性もあります。物件を選ぶ際は、周辺地域の道路の交通量にも着目しましょう。実際に居住してからできる防犯対策としては、カーテンやブラインドで目隠しする方法があります。また、防犯用にシャッターを設置することで災害時の対策にも繋がるでしょう。

家の周辺に高い建物がないかを注意する

賃貸の一階の物件は、日当たりや湿気の問題が発生する可能性があります。
部屋の方角や建物の立地等の条件によって異なりますが、上階よりも日当たりが悪くなることが多いです。

物件を選ぶ際に日当たりを重視する方であれば、物件の周辺に高い建物がないかを確認しておきましょう。高層ビルやタワーマンション等の建物が近くにある場合には特に注意が必要です。高い建物がある周辺地域で、賃貸の一階に住むことを検討している方は、時間帯を変えて複数回内見しておくことをおすすめします。

建物構造が耐震性や遮音性に優れているかを注意する

建物構造が優れている物件を選ぶことは、賃貸の一階に住む上でリスクの削減に繋がります。

建物の建築構造は種類によって特徴が異なります。代表的なものを例に挙げると、鉄筋コンクリート造やコンクリート造、木造などがあります。近年の新築住宅の建築構造に使用される割合が高く、耐震性や耐久性に優れているのは鉄筋コンクリート造です。文字通り鉄筋とコンクリートを一体化させて建物を支える構造で、主要な建築構造の中で最も防音性に優れています。鉄筋コンクリート造について詳しく知りたい方は、住むならどちらがいい?鉄筋コンクリート造と鉄骨造の違いを徹底解説の記事をご覧ください。

賃貸の一階に住む場合は、周囲の音を聞こえづらくする効果があるため騒音問題の対策にも繋がります。また、鉄筋コンクリート造は気密性が高い傾向にあるので、室内の温度を一定に維持する効果も期待できます。賃貸の一階は周囲の音が聞こえやすいことや気候の影響を受けやすい側面があるので、物件選びの際は建物構造を確認しておきましょう。

※気密性…住宅の隙間をどれだけなくせるかを表しており、室内外の空気の移動を抑制する性能のことを意味する。

賃貸の一階に住む際に必要な5つの防犯対策

賃貸 一階 

賃貸の一階に住む場合は、空き巣などの被害に遭わないための防犯対策を日ごろから心掛けることが重要です。

侵入窃盗の認知件数は近年減少傾向にありますが、警視庁の統計データ(令和4年)によると発生場所別認知件数は3階建以下の共同住宅が7.8%、手口別認知件数は空き巣が全体の3分の1を占めています。住宅を犯罪から守るためには防犯設備を整えるだけでなく、日々の暮らしの安全を守る対策を講じる必要があります。

オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホン等が設置された物件を選ぶことも重要ですが、日常生活で実践できる防犯対策も多くあります。ここでは、代表的な5つの方法を詳しく解説していきます。

参考:データで見る侵入犯罪の脅威(警視庁)

外出時は必ず施錠する

家の外に出る際、必ず鍵をかけることは最も重要な防犯対策です。

仕事や学校等で長時間家を空けるタイミングだけでなく、近所のコンビニの買い物や散歩、ごみ捨て等の短時間の用事であっても必ず施錠することを心がけましょう。

また、主錠に加えて補助錠を取り付けることも防犯対策に繋がります。ドアに備え付けられた鍵の他にもう1つの鍵を設置することを1ドア2ロックといい、国土交通省が示す防犯設計指針にも補助錠を設置することが推奨されています。不審者のピッキングによる侵入を防ぐことができる補助錠は、賃貸の一階の防犯性を高める効果があるでしょう。

窓に防犯フィルムを貼る

警察庁によると、令和4年に発生した3階建て以下の共同住宅の空き巣被害のうち、窓から侵入された割合は43.4%と公表されています。空き巣の主な侵入経路の一つである窓に防犯フィルムを貼ることで、窓の防犯性能を大幅に向上させることができます。

防犯フィルムを貼り付けた窓は、外部から衝撃を与えても簡単には破ることができません。力強く衝撃を与えることで通常よりも大きな音が出ることや侵入に時間がかかることから犯行を諦める可能性が高まります。

また、窓に防犯フィルムを貼り付けることで地震や台風などの災害時にガラスが割れた際の飛散を防止することができます。震災が発生した際の被害を減らせることもメリットの一つです。賃貸の管理会社の了承を得る必要がある可能性も考えられるので、防犯フィルムを貼る際は事前に確認しておきましょう。

参考:令和4年の刑法犯に関する統計資料

洗濯物を外から見える場所に干さない

賃貸の一階の部屋に住む際は、洗濯物を外から見えづらい場所に干しましょう。

一階の物件は二階以上と比較して、ベランダに干した洗濯物が外から見えやすい位置にあります。洗濯物から住人の情報が推測されてしまう場合もあるので注意が必要です。

家の外出時などは、基本的に部屋干しや浴室乾燥を利用するのがおすすめです。洗濯による生乾き臭が気になる場合は、目隠しハンガーやラック等で洗濯物が見えないように外に干す方法もあります。

空き巣やストーカーによる被害をなくすためにも、外から見える場所に洗濯物を干さないことが大切です。賃貸の一階の部屋を検討している場合は、ベランダが道路に面していること等を事前に確認しておきましょう。

防犯カメラを設置する

人や物体の動きに合わせてライトが光る防犯カメラやセンサーライトを設置することで、空き巣の侵入を未然に防げる可能性が高くなります。

ベランダや玄関ドア等の狙われやすい侵入経路の出入り口にセンサーライトを取り付けておくことで、不審な人物が訪れたことをすぐに知らせることが出来ます。夜の暗い時間であれば、周囲を明るく照らすことで相手を威嚇する効果もあるので、閑静な住宅街の防犯設備として設置することをおすすめします。

スマートロックを導入する

鍵の閉め忘れを防止するスマートロックは、賃貸の一階に住む際に有効な防犯対策です。

スマートロックをドアに取り付けることで、スマートフォンやタブレット、ICカード等を使用して鍵を施錠、解錠することができます。アプリ上で鍵の解施錠の管理が行えるため、万が一鍵を閉め忘れていても簡単な操作で玄関ドアをロックできます。また、鍵の自動施錠を利用することで、生活の利便性を向上させることが可能です。

スマートロックを取り付ける方法は、貼り付けやシリンダー交換、穴あけ工事タイプ等の種類があります。賃貸物件の玄関ドアにスマートロックを取り付ける際は、穴あけ工事タイプは基本的に利用できません。費用面や取り付けやすさを考える場合は貼り付けタイプ、後から原状回復できる場合はシリンダー交換を選ぶのがおすすめです。

賃貸の一階は家賃を抑えて良い物件に住みたい人向け

賃貸の一階は、家賃をなるべく安く抑えた上で条件の良い物件に住みたい人向けです。

同じ建物内でも、一階はその他の階と比較すると家賃が安くなることが多いです。物件選びの際、築年数や家から最寄り駅の所要時間等の条件を設定すると、一階のみが予算に収まる場合もあります。家賃を抑えた上で、建物の立地や周辺環境等が良い物件を探している方は、賃貸の一階の暮らしに向いているでしょう。

また、賃貸の一階は階段を昇降する必要がないことから、高齢者や体力に自信のない方が建物内をスムーズに移動できます。自宅での療養や訪問介護を利用する際、上下の移動がないことも不慮の事故を減らすことに繋がります。

一方で、賃貸の一階は女性の一人暮らしに向いていません。

防犯面やプライバシー面の不安があるため、一人暮らしを始める女性には賃貸の一階は不向きです。
他の階と比べて周囲から一階の部屋は見えやすいため、外で洗濯物を干すことが難しくなります。衣類の盗難リスクやストーカー被害等の可能性を考えると、賃貸の場合は二階以上の物件に住むことをおすすめします。

さいごに

賃貸の一階に住む際は、セキュリティ設備が充分にある物件を選ぶことをおすすめします。オートロックやモニター付きインターホンが備え付けられた物件は、不審な人物が突然玄関ドアの前に訪ねてくるリスクを回避できるからです。特に、人通りの少ない通りや閑静な住宅街にある物件を検討中の場合は、センサーライトや防犯フィルムなどのセキュリティ設備を導入することをおすすめします。

また、物件を選ぶ際に建物の周辺環境を確認しておくことも大切です。災害時の被害を想定したハザードマップを確認することや犯罪件数等を調べることで、地域の特性を把握することができます。

防犯対策が徹底された一階であれば、建物構造や建物の立地にもよりますが家賃を抑えた上で便利な生活ができる場合もあります。一人暮らし世帯や一般世帯などの個人のライフステージの状況によっても物件に必要な条件は変化します。賃貸の一階に住むことを検討している方は、生活する上でのリスクを減らす取り組みを積極的に行うことが大切です。

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【監修者】大石 裕樹

<保有資格> 司法書士 宅地建物取引士 貸金業取扱主任者 / 24歳で司法書士試験合格し、27歳で司法書士として起業。4年で日本一の拠点数を達成する。現在は、不動産の売主と買主を直接つなぐプラットフォーム「スマトリ」を立ち上げ、不動産業界の透明性を高め、すべての人にとって最適な不動産売買を安心安全に実現するため奮闘中。

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